2. 食事は就寝3時間前までに済ませる

 これまでの連載でも何度か触れてきたが、「食事は就寝の3時間前までに済ませてほしい」と梶本さんも話す。寝る直前にものを食べると、消化するため睡眠中も自律神経が働かなければいけなくなる

 とりわけ消化に時間がかかる脂っこいものは最悪だ。くれぐれも、飲んだ後に豚骨ラーメンでシメ、といった愚行は控えよう。

 酒といえば、これも度々触れてきたように、寝酒は睡眠の質を悪くする。深酒をすると確かに眠くなるが、これはアルコールで自律神経が麻痺した結果だ。アルコールは脳が休むためのノンレム睡眠の時間を減らし、中途覚醒を多くする。「飲んだ夜は夜中に目が覚めやすい」のは決して気のせいではないわけだ。

3. いい睡眠のためには「夫婦の距離」を置いたほうがいい

 「寝汗は睡眠の質を悪くします」と梶本さん。汗をかくことで、自律神経が働かされるからだ。

 これからの季節は少なそうだが、暑いときは一晩中エアコンをつけっ放しにして快適な気温をキープしよう。タイマーを使うと、切れた後に寝汗をかき、ときには目が覚めてしまうこともある。思い切って朝までつけっ放しのほうがいい。

 熱帯夜でもないのに寝汗をかく人は、布団や寝間着が厚すぎるのかもしれない。寝汗をかかず、寒くない程度にうまく調整しよう。

 仲のいい夫婦でも、「睡眠のためには寝室を別にするのがベスト」と梶本さんはアドバイスする。

 「2人の体温で布団の中の温度が高くなり過ぎる。寝相が良くても、お互いの体が触れ合うことで中途覚醒も多くなります。同じ部屋で寝るにしても布団は別々にしたほうがいいでしょう」(梶本さん)