起床時刻がバラバラだった新聞記者の場合

新聞記者Cさんの起床時刻は日によってバラバラ。徹夜も多く、午前4時に起きる日もあれば昼近くまで寝ていることもある。(©macor-123RF)
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 新聞記者Cさんの起床時刻は日によってバラバラ。徹夜も多く、午前4時に起きる日もあれば昼近くまで寝ていることもある。曜日によって違うわけでもなく、文字通り不規則な生活だ。眠れるときに眠ることを心がけていたが、そこそこの睡眠時間を取っていても常に疲れを感じていたという。

 菅原さんは「このように起床時刻が一定しない人は、平均的な起床時刻を自分にとっての“朝”と決める必要があります」と話す。Cさんの起床時刻は4時から11時まで幅があったが、多い時間帯は5時から7時。そこで午前6時を「朝」と決めて、その時刻に起きるようにした。

 「それまでCさんは、早く目が覚めても出勤が遅い日は二度寝をしていて、これが原因で体のリズムを壊していました。不必要な二度寝をやめて6時に起きるようにすると、睡眠時間が減ったにもかかわらず、夜まで体がもつようになったといいます」(菅原さん)

 ここで前回の記事を読んだ人は「あれっ?」と思うかもしれない。システムエンジニアのBさんは週末に二度寝をしていたのでは?

 「Bさんの場合は平均4~5時間と、平日の絶対的な睡眠時間が足りないので、週末にいったん起きてから二度寝するのもやむを得ない。しかし、Cさんの場合は6~8時間とある程度の睡眠時間が確保できることが多い。こういうケースなら二度寝はせず、毎日同じ時刻に起きるのに越したことはありません」(菅原さん)

 これに加えてCさんは、朝すっきり目覚めるために、起床までの絶食時間(食事をとらない時間)を長くすることにも取り組んだ。忙しくて就寝が遅くなっても夜食はガマン。1日最後の食事(夕食)をとる時刻を一定にしておくと、同じ時刻に目が覚めやすくなる。菅原さんによると、「できれば起床まで、10時間は絶食したほうがいい」という。6時に起きる人なら、遅くとも20時までに夕食をすませる計算になる。

 これらの取り組みによって、Cさんは生活のリズムを改善し、慢性的な疲労感から解放されたという。