肌あれを改善するスキンケア習慣

 我々の肌を乾燥から守っている3つの強い味方。それは「角質細胞の天然保湿因子」「セラミド(細胞間脂質)」「皮脂と常在菌」だった。肌荒れを感じたときは、この3つに注目したケアを行うといいだろう。すでに紹介した内容も含めてまとめてみた。

(1)顔をゴシゴシ洗いすぎない

 肌のコンディションを良くしようと、顔を洗いすぎるのはNGだ。「石鹸でゴシゴシ洗うと健康な皮脂や肌の善玉菌まで落としてしまう。洗顔は皮脂の多い人でも1日2回。少ない人では1回程度に止めておいた方がいい」(菊池さん)と話す。

(2)入浴後に保湿剤を

 保湿剤を塗るのに一番いいのは入浴後だ。市販の保湿クリームでもいいが、肌荒れが気になるならセラミドが配合されているものがお勧めだ。皮膚科やドラッグストアなどで相談するといいだろう。

(3)ビタミンB2、B6をしっかり取る

 栄養のバランスがとれた食事をしっかり取る。とくにビタミンB2、B6の不足は肌の大敵だ。肌荒れが続いているときは、皮膚科などでビタミン剤を処方してもらったり、薬局で相談したりするといいだろう。

(4)良い汗をかく生活習慣を

 サラサラの汗をかく体質をつくるために、軽く汗ばむぐらいの運動を行う習慣をつけたい。また、深酒、喫煙は肌の大敵であると心得るべし。

菊池新(きくち あらた)さん
医学博士、菊池皮膚科医院 理事長
菊池新(きくち あらた)さん 1962年、東京生まれ。87年、慶應義塾大学医学部を卒業。95年、慶應義塾大学医学部皮膚科診療科医長。96年、アメリカ国立衛生研究所(National Institute of Health)へ留学。98年、菊池皮膚科医院を開設。『そのアトピー、専門医が治してみせましょう』(文春文庫)、『Dr.菊池の金属アレルギー診察室』(東京堂出版)、『なぜ皮膚はかゆくなるのか』(PHP新書)などの著書がある。