施術回数を調節、自分の望む脱毛具合を維持

 こうした施術を行うと10日ほどして、レーザーによって焼けた毛がポロポロと抜ける。新しい毛もまだそれほど生えてこないが、専門家は2カ月ほどしたら2回目の施術を薦める。

 というのも、体に生えている毛は、「成長期」「退行期」「休止期」という3つの「生え変わりのサイクル」を繰り返しているからだ。毛の生え変わる周期は生えている場所によって異なり、毛の伸びる長さも決まっている。そして、「医療」レーザー脱毛の効果があるのは「成長期」にある毛。施術時に休止期にあった毛根には、効果がないため、毛のサイクルが回ってしばらくすると生えてくるのだ。

 では、ヒゲ脱毛の場合は、何回程度繰り返せばいいのか。内藤院長は「人によっても異なりますが、8回程度行うと、再び生えてくる毛はほぼなくなる。しかし、患者さんによっては2回で満足される場合もある」と話す。

 例えば、2回の施術で「日常のヒゲそりが非常に楽になった」という人も多い。また、この程度の施術だと将来、ヒゲを伸ばすことも可能になる。実際、顎のヒゲは残して頬のヒゲだけ脱毛するなど、ヒゲを生やしている人のための施術も可能だ。

 女性のニーズから広まった「医療」レーザー脱毛。現在では、男性が自分のライフスタイルを実現する医療にもなった。受診するときは、自分のニーズを医師に丁寧に説明して施術を受けることが大切だ。

内藤崇(ないとう たかし)さん
KM新宿クリニック 院長
内藤崇(ないとう たかし)さん 1999年、山梨医科大学医学部を卒業後、同大学付属病院 皮膚科形成外科に入局。2003年、東京大学形成外科 助手。2006年、獨協医科大学形成外科 助教。2008年、東京大学附属病院形成外科 臨床登録医。2012年、KM新宿クリニックの院長に就任。