第1回 「働き方改革」で最も大切なことは?

 さて、第1回目は、昨今急激に広まっている「働き方改革」について、もしドラッカーがここにいたらどう考えるだろう、という視点で書いていきます。

 唐突ですが、まずある親子の会話を聞いてみましょう。

息子(小学校高学年):お父さん、「働き方改革」って何?今日、学校の社会科の授業で、新聞に出ている気になるニュースを発表する時間があったんけど、友達が「働き方改革」の記事を発表していたから

父(40代のサラリーマン):働き方改革ね。お父さんの会社も頑張ってやっているよー。まあ、簡単に言うと、何だろうな……つまり、働き方を変えるってことかな。

息子:……?

:あ、ごめん、分からないよな。例えば、時間をかけ過ぎていたり、無駄な作業をしていたりすることを思い切って変えていくことかな。

息子:ふーん。

:それから、会社に行かなくても家で仕事を出来るようにするとかね。人それぞれ求めるスタイルが違うから、なるべく個々の人に合う仕事のスタイルを実現してあげようとすることかな。

息子:へー、そんなにいろいろな考え方の人がいるんだ、会社って。

:そうだよ。世の中にはいろんな人がいるから、多くの人が、自分がやりたいことに合った働き方ができるようになることが大切だろう。

息子:そうか。で、お父さんにとっては、一番やりたいことって何なの?

:ん?お父さんにとって?やりたいこと?

息子:そう、だって、皆自分がやりたいことがあるから、それに合うような働き方を求めるんでしょう?

:そうだな。でも、どっちかっていうと、家でも仕事ができたり、残業時間も減ったり、というのが嬉しいかな。

息子:それだけ?こういうのがやりたい!とかってあるの?

:いや、もちろん色々あるけどね。急に聞かれてもちょっと答えにくいな。

息子:そうなんだ……。