ドラッカーは、表層的な事象に惑わされず、「今、何が起きているか?その意味することは何か?」「これからどういう未来に向かうか?」「経営者、マネジャーにとって、今、どのように考えることが重要か?」といった「本質」を見抜き、シンプルな言葉で表現しています。その姿勢に習い、今、起きている経営の問題の本質を、ドラッカーならどうとらえたか、という視点で考えていきます。
シリーズ
今こそ役立つ、ドラッカーの「見方、考え方」

完結
11回
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ドラッカーと考える「民主主義と経営」
「敵」を明確に掲げるリーダーに国民の支持が集まり、意見や立場の異なる人たちとの対立が深まる悪循環が生まれている。ドラッカーは、一人一人の身近にある会社や職場の「マネジメント」がこの問題を解決する鍵だと断言した。どういうこ…
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第10回「ティール組織」時代のマネジメント
新しい組織運営の姿「ティール組織」が話題になっている。この本に書かれた組織の進化系と言われる形を参考にしながら、これからの「働き方」「会社」「組織」について考えていく。
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第9回 「コミュニケーション」力は磨けるか?
どうすれば、職場のコミュニケーションは改善して行くのでしょうか。今回も、ドラッカーの見方や考え方を手かがりに、この「コミュニケーション」の本質を一緒に探っていきましょう。
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第8回 あなたの「仕事」は何ですか? ~仕事と報酬~
仕事が自動化・効率化・高速化される中で、ますます我々にとっての「仕事」が一体何かが見えなくなってもいます。現代を生きる私たちは「仕事」をどう捉えていくべきなのでしょうか。今回もドラッカーの考え方をヒントに、一緒に探ってい…
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第7回 組織の「風土」を変えられるのは誰か?
「風土」とは何でしょうか。風土を変えるとは、どういうことなのでしょうか。会社で大々的に「風土革新」プロジェクトが動いたとしても、現場の多くの社員は前向きに参加できておらず、成功する例は少ないのです。一体なぜでしょうか。こ…
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第6回 あの人はなぜ年齢を重ねても生産的なのか
今回第6回は、人生100年時代とも言われる時代の、新しい「生き方、働き方」についてです。実はドラッカーは、長寿社会をいち早く予見し、「第二の人生のマネジメント」についても多くの助言をしてきました。
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第5回 なぜあのリーダーは信頼されるのか
今回は、「リーダーシップ」について、ドラッカーの思考を辿りながら、重要な本質を探っていきましょう。まずは、悩める若手ビジネスマンと、大学時代の恩師である経営学部教授との会話から始めます。
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第4回 なぜあの人の部下は育つのか?
多くの企業が「人材育成」を最重要課題ととらえ、悩んでいます。しかし「人材」は育てなければいけないもの、でしょうか。人材育成に必要なものは何か、ドラッカーと一緒に考えていきましょう。
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第3回 「イノベーション」という仕事
昨今どの組織でも頻繁に語られている「イノベーション」。今、ここにドラッカーがいるとしたら、「イノベーション」についてどんな本質的な助言をしてくれるでしょうか。
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第2回 「生産性を上げる」とはどういうことだろう?
「分かったようで、よく分からない」言葉の代表格ともいえる「生産性」。ドラッカーが今日ここにいたら、「生産性」についてどう考え、どう語るでしょうか。
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ドラッカーと考える「働き方改革」の本質
昨今企業で頻繁に語られながら、いまひとつその本質が見えにくくなっているテーマについて、『もしドラッカーだったら』という視点で解説します
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回