(しつもんマインド5)100%自分の責任

 これはあくまでもマインドの話で、実際にすべての責任を負わなければならない、と言っているのではありません。物事を発想するとき、こういうマインドでいるほうが、よりよい発想ができる。ということです。

 製品が売れないとき、製造部門と営業部門が互いのせいにして責任を押しつけ合っても、何ひとつ解決しません。しかし、「100%自分の責任」というマインドがあれば、相手を責めるのではなく、全体のために自分たちにできることは何だろうか、と考え始めます。

「100%自分の責任」マインドを身につけるワーク

 まずは仕事の場面で普段から感じている不平、不満を書き出してみましょう。そこから「では、いま自分にできることは?」と発想してみましょう。

(しつもんマインド6)自分を満たす

 自分の心が満たすことがなぜ大切か。実は、自分の心が満たされていないと、自分のためのしつもん、相手に褒められたいがためのしつもんをしたくなる傾向があります。相手の人は、あなたと関われば関わるほど心理的なエネルギーを吸い取られ、関わるのが嫌になってきます。まずは「与える」ことができるように、自分を満たしましょう。自分を満たすことなくして、他人のことを本当に想い、しつもんをすることなどできません。

 ベストな状態は、仕事をすること自体が自分を満たすことにつながること。こうなれば、すばらしいですね。僕は常に「愛の選択」をすることをモットーにして、ストレスをためないようにしています。

「自分を満たす」マインドを身につけるワーク

どうすれば自分の心が満たされるか、しつもんをしてみてください。満たすとは精神的な充足度のこと。心を整える、という意味でもあります。

(しつもんマインド7)答えるより、考えることが大切

 しつもんに対して、素早く答えることが重要、と思っている人が、わりと多くいます。しかし、答えがすぐに見つかるということはその人の内側に「変化が起きていない」可能性もあります。

 しつもんで大事なのは「答え」ではなく「考える」こと。実は、脳というのは、課題を与えておくと、無意識のうちに答えを探し続けてくれる。この便利な機能を使わない手はありません。

「答えるより、考えることが大切」マインドを身につけるワーク

 考えることは、思考のマンネリから抜け出すための必須手段となります。そのために、日常のいろいろなシーンで自分自身に「本当に?」と問いかけてみましょう。正解は無限にあります。

 次回は、しつもん上手な「しつもん体質」になるための最良のトレーニング、「自分しつもん」についてお伝えします。

河田真誠氏の新刊『革新的な会社の質問力』

いい質問をされると、人は自動的にその答えを探そうとして、自分の「内側」にある答えへと導かれていきます。本書では「自分にしつもん」「部下にしつもん」「会議にしつもん」「お客様にしつもん」という4つの場面で、質問力を磨き、活用する方法をわかりやすく解説します。(日経BP社、定価1512円)


まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。