革新的アイデアは「ばかげた会議」で生まれる

 僕がコンサルしている、ある整体店での話です。

 「もっとお客様を増やすにはどうしたらいいか」というテーマの会議があり、僕にはある狙いがあって、「今日はまじめなことを話したら罰金です。いかにばかげたことを思いつくかが大事だから、ばかげた会議をしよう!」と提案し、スタッフのみなさんに、3つのしつもんをしました。

Q「こんな整体店は嫌だ」と思うのはどんな整体店ですか?
Q「こんな整体店があったらいいな」と思うのはどんな整体店ですか?
Q お客様にどんな関わりをしたら喜んでもらえますか?

 会議をする机の上に大きな模造紙を広げ、スタッフに思いついたことを書き込んでもらいました。

 最初のしつもんは、まるで「ケータイ大喜利」のお題のようですね。スタッフもノリノリで、「お客様に揉んでもらう」とか、「水着だと割引」といったアイデアを出してくれました。みんなで大笑いしながら、続いて、2つ目のしつもんへ。

 「スタッフ4人で対応してくれる『王様コース』がいいな。かわいい女の子が団扇で扇いでくれて」
 「いいね! くだらないねぇ! ほかには?」と、繰り返していきました。

 3つ目のしつもんに対しては、「自宅までおみこしで送迎する」というアイデアが出ました。「いいねぇ、どうしておみこしなの?」と聞くと、「先日、日光に出かけた時に乗ったら、楽しかったんです」という返事がありました。「お客様を運ぶ」というアイデアから、このとき、ふとみんながあることに気づいたのです。