人は1日に約2万回以上、自身に質問を投げかけていると言われている。だからこそ、質問の「質」や「投げかけ方」を改善すると、思考がより深まり、質問から導き出される「答え」も飛躍的にレベルアップし、革新的なアイデアの発想や難しい課題の解決につながる。こうした「質問の力」をビジネスに応用する専門家がいる。「しつもんコンサルタント」の河田真誠氏だ。近著『革新的な会社の質問力』の中で河田氏は、人は問題や課題に直面すると、「答え」を他社の成功事例など外部から探そうとするが、本当に必要な答えは悩んでいる企業や経営者自身の内側にあり、質問を使えば本当に必要な答えを自力で引き出せるようになると説く。河田氏に、ビジネスで結果を出すための質問力の身につけ方と、実践的活用法をレクチャーしてもらった。
シリーズ
質問力はビジネスの「最強の武器」になる

完結
7回
-
営業マン必読!「売る」を叶える7つのしつもん
今回は、商談を成約に結びつけるための「しつもん」を具体的に紹介します。相手にしつもんをするだけで、いかにニーズを引き出し、買わない言い訳を取り除き、決断してもらうか。それには、7つのステップでアプローチします。
-
私、失敗しないので。「成約率100%」の理由
「しつもん」を駆使できるようになると、売り込まなくても売れる「営業力」、隠れたニーズを掘り起こす「企画力」、お客様から愛され、より必要とされる「満足度の高い商品を生み出す力」が高まります。その勘所とは。
-
「部下へのしつもん」に関する悩み解決!Q&A
部下を育てるための「しつもん」を習いたての頃は、時に周囲から「またしつもんですか?」と言われることも。おそらく肩に力が入りすぎています。まずはリラックス。そして、こんな言葉を返してみましょう。それは…。
-
自ら考える部下を育てる「しつもん」6つの勘所
部下に「しつもん」をするときに、特に意識したいコツが6つあります。いきなり部下に向かって、たくさんしつもんをすると、「面倒くさい上司だ」と思われ、逆効果になりかねません。まずあなたから心を開きましょう。
-
解決力を鍛える!「自分しつもん」5つのコツ
今回は、しつもん上達の早道である「自分しつもん」を取り上げます。質問は、そもそも投げかける相手がいないと始まらないと思い込んでいる方も多いのですが、実は、自分自身にも投げかけ、答えを引き出すことができます。
-
人を動かす、7つの「しつもんマインド」とは
今回は「しつもん」をビジネスの現場に取り入れる前に、必ず知っておいていただきたい「しつもんマインド」について話します。しつもんマインドとは、「しつもんする側が備えておくべき心構えやスタンス」のことです。
-
ビジネスによく効く、6種類の「しつもん」とは
僕は「しつもんコンサルタント」です。耳慣れない職業ですが、起業家や、中小企業経営者、組織のチームリーダー、あるいはそこで働く社員のみなさんに「質問すること」を仕事としています。連載第1回は「6つのしつもん」から。
おすすめのシリーズ
-
小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
-
徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
-
クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
-
不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
-
菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
-
1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
-
10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
-
河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
-
ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
-
大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
-
グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
-
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
-
ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
-
テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
-
70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回