失敗3大パターンと対策、まとめです
ここまで叱ろうとして失敗する3大パターンと失敗を避けるための対策をご紹介しました。
●パターン1【自己炎上型】
[症状]
自分自身の強い口調に自分自身が影響される、また相手から期待通りの反応が返ってこないことでいつの間にか目的が“叱る”ことから“怒る”ことに変わってしまう
[対策]
叱る目的と理由を明確にして、冷静に叱る
●パターン2【人格否定型】
[症状]
相手の人格、性格的な短所やコンプレックスに触れて、人間関係を壊してしまう
[対策]
「あなたはOK、ただ、あなたの言動は修正してほしい」と、言動を叱る
●パターン3【他者比較型】
[症状]
叱咤激励のつもりで周りや第三者と比較して叱り、逆にやる気を失わせてしまう
[対策]
「あなたが目指す未来に向けて現状はどうだろう?」と、相手の興味にそって叱る
「このくらいの知識はあるよ」と思われた方も多いでしょう。しかし現実の場面で、気づけばいずれかのパターンに陥ってはいないでしょうか。「知っている」のと「実践する」のとでは大きな違いがあります。上記の3つを意識し、実践するだけでも「叱る」効果がグッと増し、失敗することが減ります。
次回は失敗の3大パターンと対策を踏まえて、「部下から尊敬される上司になるための正しい叱り方5つのステップ」をご紹介します。
(次回に続く)
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