宿題? やる気がないならさせなくていい

桜木:じゃあ、お前ら親の方はどうなんだ? 親は会社や上司から言われたタスクを全部やり切ったのか? 自分ができていないことを子に押し付けても無理だ。

 そもそも、学校が出した宿題が本当に子どもにとって必要な宿題かという点も考えた方がいい。子どもがやる気がないのなら、無理にやらせる必要はない。子ども自身が宿題の意義を感じられていないからやらないだけだ。

 宿題をせずに教師から叱られて、子ども本人が「やっぱりやるべきだ」と納得したならやるだろう。自分で学ばなければ、何も身につかない。

親が先回りしないほうがいい、と。

桜木:そうだ。その日着る服だって、全部子どもに決めさせればいいんだ。もし気温が低い日に子どもが半袖で登校しようとしたらどうする?

 おそらく多くの親が「風邪を引くといけないから、すぐに長袖に着替えさせよう」と考えるだろう。しかし、俺が考える正解は「半袖を着せたまま登校させる」だ。

 半袖を着たまま玄関の外に出て、「寒い」と思ったら、子どもは家に戻って着替えるだろうし、外に出ても「我慢できる」と判断したらそのまま通学する。その後に教室で過ごしながらやっぱり寒かったら、「明日は長袖で行こう」と本人が決めるはずだ。

この“自分で気づいて決める”プロセスが成長には不可欠なんだ。

 もちろん、子どもが風邪を引いている時に同じことはしない。「道路に飛び出すな」ということも当然、教える。ただ命に直結すること以外は、なるべく子どもに任せた方がいい。

どんな習い事をさせたらいいのか、というのも関心が高いポイントです。

桜木:無理に習い事をさせることもないのではないか。子どもが興味を持つものがあれば習わせればいい。以上!

しかしながら、子どもが知っている世界の幅が狭いから、「知らないから興味が湧いていないだけ」ということが往々にある。

 食べ物だってそうだろう。子どもの好物料理というと「カレー」「オムライス」「ハンバーグ」。いかにもお子様ランチ的な献立が上位に来るが、単に「それ以外を知らない」可能性は大いにある。もし、一度でも「モズク酢」を子どもたちに一斉に食べさせたら、「モズク酢が大好物」という声が1%くらい割り込む可能性だって、あるはずだ。

つまりバリエーションを広げる助けをしてあげた方がいい。

 しかし、勘違いするな。何も子どもをいろんな習い事の体験教室に行かせりゃいいってもんじゃない。親が自分の趣味を広げたら、子どもの目にも勝手に入るようになる。親自身の週末の過ごし方を見直して、多様化させる方がてっとり早い。

子どもをどうやって成長させるかとあれこれ考える前に、親自身が成長しろ。

桜木さんが親になったとして、わが子に望むであろうことは何ですか。