子どもが憧れる職業の人物を、どしどし紹介

将来なりたい職業については、もうお話が出ていますか。

小林:今言っているのは、長女は「国際弁護士になりたい」そうです。次女は油絵を習っていて、「建築家やデザイナーになりたい」と言っていましたが、最近、映画の『コード・ブルー』を観て「お医者さんになりたい」とも言い出したり(笑)。どうなるか、分かりませんね。

お父さんとして、アドバイスされることは。

小林:「実際に体験してみたり、その職業に近い人に会ってみるといいよ」と伝えています。

 僕が主催するイベントにも、長女を受付のボランティアスタッフとして入らせたことがあるんです。たまたまスタッフに弁護士の人がいたので引き合わせてみたり。本人も「面白かった」と言っていました。

ICCの登壇者は夢中で仕事を楽しんでいる人ばかりなので、そういう大人の姿に触れることも、プラスに働くだろうなと思っています。

公私を分けず、お子さんも巻き込んでいるんですね。

小林:はい。その方がいいと思っています。妻曰く「あなたの子どもに生まれた最大のメリットは、素晴らしい人たちと出会えること」だそうです。次女もよく職場に連れて来ていますし、小さい頃から海外出張にも連れて行っていました。

日常の関わりとしてはどのようにしていますか。

小林:朝は5時半に起床して、次女の通学に合わせて一緒に家を出ています。通勤ラッシュを避けて早めに行っているんです。

 途中の駅で別れてオフィスに到着するのが7時半くらい。そこから仕事を始めたら、大体18時には仕事が終わります。残業せず、家に帰って19時には家族と夕食を食べる。

 会社のメンバーも早く帰っていますし、夏と冬に2週間くらい、一斉に休みを取ります。いたってホワイトな働き方で、家族との時間もつくれています。

 土日も基本的には休みで、2人が通っている英語教室に連れて行ったり、近場のアウトドアに出かけたりしています。

あなたの本当に稼ぎに直結する仕事は何ですか

会食など、夜に予定が入ることはありますか。

小林:滅多にないですね。昔は会食も頻繁にあって、夜遅くまで働く生活でしたが、今は「人に会う」ことに時間を費やす必要がなくなりました。会食にかける時間やコストが、事業の成長と比例しないことが分かったからです。

 大事なのは、コンテンツの魅力を高めること。満足度を高めるプログラムを作って、事後には反応を細かく分析して、さらにブラッシュアップしていく。コンテンツ作りにエネルギーを注げば、自然と顧客は集まるし、営業コストをかける必要はなくなるんだと確信し、ムダに働くことはなくなりましたね。

 僕もそうでしたが、長時間労働をやめられない人の多くは、「仕事をしていないと不安」という漠然とした呪縛があるんじゃないでしょうか。本当に稼ぎに直結する仕事は何か、ニュートラルな視点で一度見直してみると、より効率的な働き方に変えられるかもしれません。

 業種や職種によっては、「会食するほどに売り上げが上がる」というケースもあると思いますし、もし僕の今の仕事がそういう性質のものだったら、そうせざるを得なかったと思います。

 でも、僕はそういう働き方を選びませんでした。「無理せず拡大する」ための計画を立てることが大事だと思っています。