忙しくて余裕のない時はアウトソース

安定した職を捨てての起業に、ご家族からの反対もあったとか。いわゆる“親ブロック”“嫁ブロック”でしょうか。

加茂:妻や両親、妻の両親、みんなからさんざん心配されました。でも、「家族にとって大切な時間を増やせる社会をつくっていきたい」という思いを伝えて、理解してもらえました。早めに資金調達が決まって、一定期間の給料の保証ができたのも、家族の賛同につながったと思います。

創業と同じ年に産まれた娘さんは現在3歳。普段はどんな関わり方をしていますか。

加茂:僕も妻も士業の資格取得に向けて勉強をしていた時からの習慣で、朝型です。

 毎朝5時くらいに起床して、掃除や朝食の準備をします。僕の家事当番は、床掃除とお風呂掃除、前日夜の食器洗い。夜はどうしてもバタバタするので、家事は夫婦で分担して、朝の1時間くらいで済ませるようにしています。

 それでも互いに忙しくて余裕がない時はアウトソース。家事を週末に持ち越さないリズムが整うと、土日を丸々、娘と過ごす時間にあてられます。

 両親と出かけることを満面の笑顔で喜んでいる娘を見ると、それだけでも、この事業を立ち上げた意味があったと思えます。

 朝食は6時から1時間半ほどかけてゆっくりと。以前はもっと短かったのですが、子どものペースに合わせていると、あっという間に時間が経ちますね。

 平日夜は、僕の帰宅が遅くてほとんど子育てに関われないので、朝食を食べながら娘とじゃれ合う時間が貴重な父子のコミュニケーションになっています。

家事と育児にあてる時間を、平日もしっかり確保しているんですね。休日の過ごし方はいかがですか。

加茂:休日も早起き派で、大体6時には起きて、家事や朝食を済ませた後、9時から10時まで、娘と僕との2人で出かけます。妻には「1時間、ゆっくりして」と伝えていて、どう過ごしているかも聞かないようにしています。妻が子育てや仕事から離れてひと息つける時間を意識的につくっていくことが大事だと思うので。

 娘とのデートの行き先の定番は、近所にある動物園。近所にヤギやウサギ、馬と触れ合える入園料無料の動物園があるんです。娘もそこをとても気に入っているので、ほぼ毎週行っています。

 10時に帰宅したら、家族3人で買い物に行って、昼食を済ませて戻ったら、全員でお昼寝。起きたら、また動物園に行きます(笑)。もう1カ所、年間パスポートを持っている水族館にもよく行きますね。