「クレーム」が日常生活の1つになってしまう場合も

大竹:世の中、いろいろとクレーマーが増えているとも言われます。ネットでもすぐに炎上したり、ちょっとしたことでも会社にクレームが押し寄せたり。

上田:いろいろな会社から、頭を抱えているという話はよく聞きますよ。お客様相談室に1年以上にわたって同じ人がずっとクレームを言い続けるとか。電話、メール、手紙、あらゆる手段を使ってね。会社はしっかり対応をしているつもりでも、相手はどんな対応をされようが、「クレームをする」ということがその人の日常生活の1つのパターンになってしまっているというようなことも、あるようだ。

大竹:クレームの中身はあまり重要ではなくて、むしろ相手にしてほしいという思いが先にきている場合もあると。

上田:それはある意味、その会社が好きなんでしょうね。

大竹:逆に言えば、上手く方向性がポジティブになれば、むしろ上顧客になり得ますね。

上田:そうなればいいんだが、なかなかうまくはいかないものだ。

 まあ、それは置いておいて、相談に戻ると、彼女はものすごく人を好きになってしまうタイプなんですよ。だけど、好きになり方が間違っているんだな。

 ご主人がおるんであれば、ご主人ともっと好きになるような行動を取りなさい。あるいは独身であれば、恋をする努力をしましょう。

 コンプラ違反ともご自身が言うくらいですから、これからやろうと考えている行動は、社会的にもやっぱり常識的にちょっと異常なことなんです。だから、怒りに任せてそんな行動を取ってしまっては、あなたにとってこれからの人生、楽しいものにはなりませんよ。

大竹:一刻も早く、人を好きになる方向性を変えて下さい。

上田:書いた手紙なんか持っていると、ずっとその世界から抜け出せないから、さあ、ぼーんと燃やしましょう。

大竹:火事にだけは、気をつけてくださいね。最近は焚き火禁止の場所も多いので。

上田:いずれにしても、怒りに任せて人生を踏み外してはいけませんよ。

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