上田:だけど、もう70歳ですよ。バリバリ働き続けるのも厳しくなっていくでしょう。だから、例えばパートとして、アシスタントのような仕事で残ってもらってもいいでしょう。むしろ、仕事そのものをバリバリやりたいというのではなくて、この会社に居続けたいという気持ちが強いのなら、そういう選択肢もあるでしょう。

「昭和スタイル」の会話術に挑戦を

大竹:そうなったら、この方を小娘扱いしたり、意地悪なことを言ったりということはなくなるのでしょうか。

上田:どうだろうね。なくなるかもしれないし、なくならないかもしれない。

 だけど、仕事をあなたが引き継がなければならないのは確かだから、そのうえで、このパートの方といい関係を今後も築いていくためには、あなたもコミュニケーションをもっとうまくやることを考えたほうがいいでしょう。

大竹:どんなやり方がありますか。むしろこの方も、仕事のやり方はともかく、コミュニケーションのやり方で“昭和スタイル“を積極的に取り入れていくとか。

上田:それもいいと思う。意外とこういう長く勤めている方は、実は世話好きも多いと思う。だって、社長をずっと世話してきたわけだから。「ちょっとお茶にしましょう」とか言って、ようかんでもミカンでも、さりげなく一緒に食べてみるとか。

 仕事を教えてもらうことは期待せず、自分で努力して覚えていくんだけど、それ以外のところで彼女との会話を楽しむことを少しずつやってみてはどうかな。

 パートの方にとっては、本当はあなたは娘みたいな存在のはずだよ。だからこそ、嫌みの一つも言いたくなる、というところもあるのかもしれない。

 

 だから、ちょっとした会話にも気配りをしてあげてみてください。入社してすでに3年がたっているということだから、これまでの状況を急には変えられないかもしれない。だけど、彼女は20年以上もこの会社に貢献してくれたわけだから、敬意を表さないと。何だかんだ、職場を離れた上での付き合いをうまくできるようにしていくことが、きっと、いざ仕事を完全に引き継ぐ際に役に立つよ。

10月23日に開催する“リアル相談室”で上田さんに聞いてみたい悩みを日経ビジネスRaiseで事前に募集します。イベントに参加予定の方もそうでない方も、悩みをご投稿いただければ、編集部の大竹が責任をもって上田さんにお伝えします。

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本連載「お悩み相談~上田準二の“元気”のレシピ」が本になりました! 反響の大きかった話を中心に、上田さんのアドバイスをぎゅぎゅっと編集して詰め込みました。その数、全35個。どれも読むだけで元気になれるアドバイスばかり。上田さんの“愛”がたっぷりのお悩み相談本となっています。ぜひお手にとってみてください。

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12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

 新型コロナウイルスの感染拡大から3年目となり、外食店に客足が戻りつつあります。一方、大手チェーンが相次ぎ店舗閉鎖を決定するなど、外食産業の苦境に終わりは見えません。どうすれば活気を取り戻せるのか、幅広い取材を通じて課題を解剖したのが、書籍『外食を救うのは誰か』です。
 日経ビジネスLIVEでは書籍発行に連動したウェビナーシリーズを開催します。第1回目は12月15日(木)19:00~20:00、「『安売りが外食苦境の根源だ』ファミレスをつくった男が激白」がテーマです。講師として登壇するのは1970年にファミリーレストラン「すかいらーく」1号店を開業した横川竟氏と、外食経営雑誌『フードビズ』の神山泉主幹です。書籍を執筆した記者の鷲尾龍一がモデレーターとなり、視聴者の皆様からの質問もお受けします。ぜひ、議論にご参加ください。

■日程:12月15日(木)19:00~20:00(予定)
■テーマ:「安売りが外食苦境の根源だ」ファミレスをつくった男が激白
■講師:横川竟氏(すかいらーく創業者、高倉町珈琲会長)、神山泉氏(外食経営雑誌『フードビズ』主幹)
■モデレーター:鷲尾龍一(日経ビジネス記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。有料会員以外は3300円(税込み)となります。
※第2回は詳細が決まり次第ご案内します。

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