会社は「使われる場」、だからこそ逆に「使い倒せ」

大竹:直近での働きぶりがどうかを評価すべきだと。

上田:うん。もちろん、病気をした直後だったら、昇格できなくてもしかたない。昇格すれば、今より重い仕事をすることになるから、会社だっていろいろ考えた上で評価して当然だよ。

 だけどやっぱり、直近でなければ、上司は病気のことは考慮せず、きちんと評価しますよ。そして、その評価がその上の役員、社長に行く。いつまでも、過去について根掘り葉掘り見ませんよ。会社というのはそういうものです。

 だから、この1年、それから来年、きっちりと自分が納得できる仕事をすれば、そんなハンディキャップは必ず消えますから、頑張ってくださいと言うしかないね。

 それで、この方は「体よく使われる」という表現をしていますが、そもそも会社というのは、使われる場所なんですよ。

大竹:社員は雇われの身ですからね。

上田:そうでしょ、社員は労働者として会社に使われるんです。だけど、会社に使われるだけではなく、逆に会社を「使い倒す」と思うくらいの姿勢も必要だよ。

大竹:会社を「使い倒す」ですか。

上田:そう。サラリーマンである以上、会社に使われた対価として収入を得ているわけなので、使ってくれなかったら会社に必要のない人間ということになり、収入だって本来得ることができないということでしょう。

大竹:そうですね。

上田:「体よく使われる」のではなく、自分から「使ってくれ」と売り込むくらいの姿勢、別の言い方をすれば、収入を得るために会社を使い倒すくらいの意気込みで仕事に向き合ってみたらどうですか。

 僕も、「この会社はうまいこと俺を使うな。しかも、やたらとすごく」と思っていたよ。だからこそ、きっちりと働いてお金をいただこうじゃないかと思っていたね(笑)。いずれにしても、物事は考えようだよ。

大竹:給料をもらう立場ですからね。

上田:うん。休んだ時期があって評価につながっていないと思っているのであれば、逆にそれを帳消しにするぐらい、仕事に集中して頑張ってほしいな。僕はそう思うよ。

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