ユニー・ファミマHD相談役、上田準二さんの「お悩み相談」。 今回は遅刻の常習犯を矯正できずに悩む中年サラリーマン。そんな相談者に上田さんは「遅刻癖を直させるのは無理だと割り切れ」とアドバイス。そのワケは?

悩み:遅刻ばかりする同僚に悩んでいます。このままの状態が続くと、周りの人がバカを見るような気がします。 遅刻が癖になっている人を矯正するにはどうしたらいいでしょうか。

 毎週楽しく拝見しております。上田さんがかなり以前、「商売も女も同じや。どーんといくんや」みたいなことを言われていた記事は、私のノートに記しています。

 さて、私は以前中国で工場の責任者として働いており、今は日本に戻ってきて働いています。部下や同僚の中には、ごく少数ですが遅刻が癖になっている者がいました。そのたびに、厳しく注意はするのですが、数日、数週間するとまた遅刻をする。その繰り返しで、結局、こちらが根負けしてしまっていました。

 今の職場の同僚の中に、遅刻を繰り返す人がいます。こういう人がいると、真面目に時間までに出勤している人がバカを見る気がしますし、職場としての緊張感もなくなってしまいます。豊富な経験を持つ上田さんにお聞きしたいのですが、遅刻が癖になっている人を矯正することはできるのでしょうか。できるのであれば、その方法をご教授ください。よろしくお願いいたします。

(45歳 男性 会社員)

大竹剛(日経ビジネス 編集):今回も、上田さんの大ファンの方です。ノートに上田さんの言葉を書き留めているようです。

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス相談役):商売も女も同じだ、どーんと行け、なんて言ったかな(笑)。

大竹:相談は、遅刻が癖になっている人を矯正することはできるのか、ということで、かなり具体的なソリューションを期待されています。

上田:まず毎回遅刻を繰り返す人、これは会社での上昇志向がゼロの人です。何度言っても変わらないこの人は、自分のステップアップだとかそういうことを考えてないタイプで、おそらく何を言っても効き目はないでしょう。だけどほかの同僚もいるから、あなたはやっぱりその都度注意をすることは必要です。ただし遅刻しなくなるということは期待しないでください。そういう人であると、まず割り切りましょう。

 そうしないと、あなた自身のストレスが増すことになって、全く損ですよ。割り切りも大切です。もう、ルーティンワークとして注意しましょう。あなたが悩む必要はありません。悩まないでください。