安易に元サヤに戻ってはいけない

大竹:口約束は危険ですよね。

上田:まずそれをじっくり調べる必要がありますね。次に、東京が本社で支店勤務を打診されているんでしょう?

大竹:そうですね。

上田:支店創設に際しての、彼女の権限や責任を明確に聞いておくこと。支店長に任命されて、あなたの裁量で支店を経営できるのか。取締役になりたいという野望があるということだけど、それくらいの気持ちを持っているのなら、新しい仕事の権限がどれくらいなのか、これもはっきりさせましょう。

 もし仮に、支店長ではない、ということなら、相変わらずワンマン社長からの指示が支店長を通じてあなたに届くだけだから、これまでの状況から何か変わるとは思えない。

 支店長採用ということであれば、毎日、毎日、社長から指示が飛んでくるわけではないだろうから、ワンマンぶりの影響も昔と比べれば少しは緩和されるでしょう。

 ようするに、かつてこの会社にいたときに不満に思ったいろいろな問題点が解決されるのか、しっかり確認することです。そのうえで、あなたがもう一度、この会社で働きたいというのだったらやってもいいでしょう。

 だけど、確認してみてやっぱり違ったということであれば、独立しかないね。今、その準備期間でもあるということだけど、おそらく特殊な手に職を持った仕事なんだろうね。

大竹:資格を取って独立をすることを考えているということですから、きっとそうなんでしょうね。いずれにしても、ワンマン社長の言うことは、そうやすやすと信用してはならんということですね。

上田:そのとおり。まずは、このワンマン社長の会社が本当にどこまで変わったのかを、しっかりと確認すること。かつての仲間でまだ働いている人もいるでしょうから、そういうネットワークも活用して、情報を集めてみて下さい。

 それと、誘いを受けているんだから、今度は自分から条件をきちんと言っておくことも大事だな。

大竹:戻るんだったら、むしろ好条件を引き出して。

上田:そう。それが確約できないのであれば、戻るべきじゃないね。

 今はワークライフバランスの取れた暮らしができていて、心身ともに健康になっているんでしょう。それを捨てるというのは、リスクが大きい。

 それでも、かつての会社に戻って、もう一度活躍したいという気持ちがあったとしても、まずは落ち着いて、自分が辞めることになった原因が全部取り除かれたのかを、きっちり確認を取ってください。安易に元サヤに戻ってもうまくいかないのは、恋愛と同じだよ。

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12/15ウェビナー開催、「外食を救うのは誰か」第1回――すかいらーく創業者の横川氏が登壇

 新型コロナウイルスの感染拡大から3年目となり、外食店に客足が戻りつつあります。一方、大手チェーンが相次ぎ店舗閉鎖を決定するなど、外食産業の苦境に終わりは見えません。どうすれば活気を取り戻せるのか、幅広い取材を通じて課題を解剖したのが、書籍『外食を救うのは誰か』です。
 日経ビジネスLIVEでは書籍発行に連動したウェビナーシリーズを開催します。第1回目は12月15日(木)19:00~20:00、「『安売りが外食苦境の根源だ』ファミレスをつくった男が激白」がテーマです。講師として登壇するのは1970年にファミリーレストラン「すかいらーく」1号店を開業した横川竟氏と、外食経営雑誌『フードビズ』の神山泉主幹です。書籍を執筆した記者の鷲尾龍一がモデレーターとなり、視聴者の皆様からの質問もお受けします。ぜひ、議論にご参加ください。

■日程:12月15日(木)19:00~20:00(予定)
■テーマ:「安売りが外食苦境の根源だ」ファミレスをつくった男が激白
■講師:横川竟氏(すかいらーく創業者、高倉町珈琲会長)、神山泉氏(外食経営雑誌『フードビズ』主幹)
■モデレーター:鷲尾龍一(日経ビジネス記者)
■会場:Zoomを使ったオンラインセミナー(原則ライブ配信)
■主催:日経ビジネス
■受講料:日経ビジネス電子版の有料会員のみ無料となります(いずれも事前登録制、先着順)。有料会員以外は3300円(税込み)となります。
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