この、東京者が!

上田:「入社3年間というのは、いろいろなチャンスをもらえるんだ。この期間は、自分がもっとステップアップしていく、成長していくためのステージだと考えなさい。楽しく都会で遊んでいたら、ステップアップなんかできないぞ。この、東京者が!」

大竹:やはり、決め台詞はそれなんですね(笑)。

 ただ、少し気になるのが、田舎が単に嫌いなのではなく、「死ぬほど嫌い」と強調しているところです。景色も嫌いだと。相当な嫌悪感です。「会社を辞めようという答えは出ている」とも言っていますよ。そんな彼女が、前向きな気持ちに変われますか。

上田:どこの田舎なんだ、これ。気になるな。

大竹:そこまでは、情報がありません…

上田:本当に、そんなひどい田舎があるのかね。

大竹:感じ方は人それぞれですから。

上田:食べ物と一緒だよ。納豆が嫌い、嫌いと言いながら、実は食べたことがないとか。食わず嫌いなのかもしれないよ。それとも、本当に思い出すのも嫌な体験をしたことがあって、それがトラウマになっているというぐらいのことなら、上司にはっきり言いなさいと。

 例えば、高校時代にひどいやつがおって、ぞっとするような目に遭ったとか。その場所が、修学旅行で行った田舎で、田舎に行くたびにそのときのことを思い出して具合が悪くなるとか。

 その死ぬほど嫌いという思いが、食わず嫌いなのか、それともトラウマなのかで、結論は違ってくる。食わず嫌いならもう少し頑張る、トラウマがあるのであれば、それを上司にはっきり言う。

大竹:末端の仕事しかしていないという不満も、1年目ですからある程度は仕方がない。

上田:ええ。どんな超一流企業でも、入社3年間は基本中の基本、やっぱり現場のルーチンの仕事をまず最低限取得してもらうための期間だと位置付けているよ。だから、そういう仕事が向いていないのなら、私がさっき言ったように、都会で結婚して、旦那と一緒に幸せに暮らすのか、あるいは自分で自営業をやるか。

 でもまだ24歳でしょう。末端の仕事ばっかりというのは、だいたいどの会社も一緒ですよ。僕なんて毎日、港に行って船積みの手伝いをさせられたり、取引先に集金に行ったり、こんなパシリみたいな仕事ばっかりでしたよ。

大竹:彼女が何かのトラウマで田舎嫌いになったわけではないことを祈りましょう。

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