アホな同僚を味方に付けてアホな上司を根回しで攻略

大竹:アホであればといいますが、アホ過ぎちゃうと、その提案すら理解してくれないという、最悪の事態になるかもしれませんよ。

上田:アホであればあるほど、いいんですよ。アホな課長には、課の方針すら作れないでしょう。だから、彼が事前にある程度、同僚を巻き込んで全体の方針に関して、流れを作ってしまうんですよ。課の7~8割の人に事前に話をしておいて、反対される理由を潰しておくんです。

大竹:アホばかりの同僚も、事前の根回しで味方にしておく。

上田:そうそう。自分がやりたいことをやるために、賛同者を事前につくっておくことが大切ですよ。もちろん、何を言ったって反対する人がいるかもしれない。この課長がそうかもしれないな。

 だけど、そういうふうに同僚なり先輩なりにある程度の話をしておけば、同僚も先輩も、課長が反対したときには、「いや、彼の言っていることはこういうことだと思うので、これをやったら絶対商売が増える」だとか援護をしてくれる。営業戦略上メリットがあると大多数の人が言えば、課長も、そうかなと言わざるを得ない。課長は課長で、まがりなりにも経験を積んできているわけだから、そうと決まったら「じゃあ、こういう部分のところには課題があるから、ここの部分はこうしようか」といった、建設的な話し合いができるかもしれない。

大竹:誰もが「自分以外みんなアホばかり」と思っているチームは、きっとやる気を失ってしまっているんですね。そういう雰囲気を変えるきっかけに、彼の提案がなるかもしれない。

上田:そうなのよ。どうせ自分がこんな提案しても、周りがアホだからと理解されないと、諦めていないかと言いたい。もしかしたら、彼だけではなく、みんながそう思っているかもしれない。だからこそ事前に、そういった話を周囲にしてみるんです。