上田:田舎者には田舎者の強みがある。それをコンプレックスに感じる必要はまったくありませんよ。それが強みになるんだと、自分に言い聞かせるんです。最近は秋田県の人も標準語をきれいにしゃべっていますけど、僕らの年代はなまっていましたからね。僕が話していた言葉なんて、全部ずうずう弁ですよ。

 東京に来たら、東京の若い女性がいっぱいいるじゃないですか。僕は経理部に入ったから女性の方が圧倒的に多かった。みんな、上田さんの言っていることが分からないと、バカにするんですよ。それに対して「だってよ、こう言ったべよ」なんて返すと、「上田さんはああ言ったじゃん」と言われる。こっちからしたら「じゃん」って何だよと、逆に言いたい。

 それで、やっと東京弁を覚えたと思ったら、2年目に大阪に行けと言われちゃった。そうしたら、向こうの人は「せやろう」なんて言っているわけですよ。大阪で「違うじゃん」と言ったら、今度は、「お前の東京弁、気持ちが悪い」とまたいじめられる。僕は肉の業界に行きましたから、取引先からは「われ、何ていう言葉、しゃべっとんねん」とか言われてね。それから、「毎度、おおきに」とか「もうかってまっか」とか、苦労して覚えているうちに、自分の言葉が何なんだか、分からなくなっちゃった。

読者の皆様から、上田さんに聞いてほしいお悩みを募集しています。仕事、家庭、恋愛、趣味など、相談の内容は問いません。ご自由にお寄せください。

>>お悩みの投稿<<

*この連載は毎週水曜日掲載です。

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。

この記事はシリーズ「お悩み相談~上田準二の“元気”のレシピ」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。