悩み:東京の人がみんな優秀に見えて、劣等感を抱いています

東北の大学を出て、東京のメーカーで働き始めてもうすぐ1年。同僚や年代が近い先輩は、みんな首都圏の大学を卒業していて、仕事の要領もいいし、遊びもスマート。ほとんどが、彼女と付き合っているようです。東京に出てくるまで、私は地元で結構、優秀な方で劣等感をあまり抱いたことはありませんでした。しかし、昨年春に社会人になってからは、自分が田舎者というのを日々痛感させられています。正直言って、つらいです。

23歳 男性(メーカー勤務)

1946年秋田県生まれ。山形大学を卒業後、70年に伊藤忠商事に入社。畜産部長や関連会社プリマハム取締役を経て、99年に食料部門長補佐兼CVS事業部長に。2000年5月にファミリーマートに移り、2002年に代表取締役社長に就任。2013年に代表取締役会長となり、ユニーグループとの経営統合を主導。2016年9月、新しく設立したユニー・ファミリーマートホールディングスの代表取締役社長に就任。2017年3月から同社取締役相談役。趣味は麻雀、料理、釣り、ゴルフ、読書など。料理の腕前はプロ顔負け。(写真:的野弘路)

上田準二(ユニー・ファミリーマートホールディングス取締役相談役):まいど、まいど。

大竹剛(編集部):上田さん。先日は突然の退任発表で驚きました。「一身上の都合」とはどういうことか、あれこれ憶測を呼びました(詳細は「上田さん、一身上の都合って何ですか?」)。とはいえ、3月1日から相談役になられるとは、新しく始まるコラムの趣旨とある意味、ピッタリです。

上田:そうでしょう。あれこれ相談に乗るから、相談役なんですよ。昨年12月に、このコラムをやると決めた時には、自分としてはもう、2月末で辞める腹を決めていたんです。「社長」としての企画だったのなら、相談役になってしまって申し訳ない。

大竹:むしろ、上田さんのことですから、「人生相談に乗るからには相談役になった方がいいと思って社長を辞めることにした」なんて冗談を言うかと思ってました。

上田:そういう言い方もできたね。それは冗談としても、もう70歳ですから、僕には先があまりない。残りの人生を楽しむために、自分がやりたいことをしたいと思ったんですよ。もう、あれこれ考えていて、既にこの先のスケジュールはいっぱいです(笑)。

大竹:退任後のスケジュールに、しっかりこのコラムも組み込んでますか。名実ともに「相談役」として、徹底的に相談に乗ってくださいね。

上田:分かりました!何でも聞いてください。

大竹:ありがとうございます。それでは、「相談役」としての初仕事です。今日から始まる新コラムは「上田準二の“元気”のレシピ」と名付けました。サラリーマン、サラリーウーマンたちのお悩みを、コンビニ業界屈指の遊びの達人「ジュンちゃん」こと上田準二「社長」改め「相談役」に聞いてもらおうという企画です。若者もシニアも、仕事人生には挫折がつきもの。家族とのトラブルも絶えません。でも、挫折ばかりの人生を乗り越えてきた上田さんの話を聞けば、きっと元気を取り戻せるのではと期待しています。

 噂では、料理も釣りも麻雀も腕前は一流で、女性との付き合い方にも一家言あるとか。統合したばかりのユニー・ファミリーマートホールディングスのトップとして、これまではお忙しかったでしょうが、これからは相談役として、ユニー・ファミマHDの社員だけではなく、より幅広い悩める会社員と、その家族のために時間を割いていただくということで。編集担当の私(大竹 剛、42歳)が責任をもって、いろいろな悩みを投げかけますので、どうぞよろしくお願いします。