大竹:なるほど。1歳年上の姉をライバル視する妹か弟だと。

上田:本心では、妹や弟は、姉を頼りしているんです。それでも妹や弟は姉に対して、「私だってできる」と強がるよね。それはもう、赤ん坊の時からそうだよね。

 この方に実際に妹や弟がいるかどうか分からないけれど、そういう感覚で接してみるというのは、1つの解決策になると思うよ。姉が妹や弟からの報告、連絡、相談を待っているのではなくて、姉としてしっかり、報告させる、連絡させる、相談させるというような状況をつくっていかないといけない。

 後輩が自発的に相談に来るのを待っていてもダメなんです。ただ、あなたの妹、弟は一応やる気はある。それを引き出していけばいいんだと考えてください。そのためには、あなたがホウ・レン・ソウを待っているのではなくて、日々、ホウ・レン・ソウを引き出すように接してあげなさい。

大竹:姉の立場としては、面倒臭くないですか。「私だって忙しいのよ。なんで、そこまで手をかけなきゃいけないの」と思うかもしれません。

上田:しかたないんだよ。後輩よりも先に生まれてしまったんだから。まあ、この場合は先に入社してしまったということなんだけど、それが姉の役割だよ。

大竹:上田さんが入社2年目のときはどうでした? 兄貴、として1年目の後輩と接していましたか。

上田:まあ、この方と同じように、1年目の後輩に対しては「このガキが」と思っていました。自分も出来が悪かったくせして、2年目ぐらいになってくると、会社の雰囲気になじんで、仕事もそれなりにこなせるようになってくる。一方、1年目の後輩は、いろいろ教えてあげても覚える気もないんじゃないかって見えるもんだよ。仕事もろくにできないのに、夜だけは一緒にはしゃいで(笑)。

大竹:いつの時代もそうだということですね。

上田:そう。だから、相談してくれたあなたも、後輩のことでストレスをためないようにしてほしい。

 とにかく、後輩には姉の気持ちで接しながら、あなた自身も自分にとっての兄や姉を職場で探すんですよ。同じ職場にいなければ、隣りの部署だっていいでしょう。相談できる先輩を早く見つけて、悩みを打ち明けてみて下さい。だいたいみんな、あなたと同じような悩みを経験してきているはずだから。そうすれば、モヤモヤした気持ちはすっきりするよ。

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