会議を変化させるには3段階、すなわち「会議前」「会議中」「会議後」に分けることから始まります。今回のケースについて、それぞれを見ていきましょう。

・会議前:キーワード「除外する」

 会議で「しなくてもいいこと」を除外します。例えば、営業実績の報告は週報や月報にして事前に共有します。

大切なのは誇りを高めること

・会議中:キーワード「くすぐる」

 営業マンは数字に自負があります。そのプライドをくすぐるために、こんな3つの工夫を行います。

 1つは成績の良い順に座席を決める。上座には、上位成績者、下座には下位者が座ります。社員の間の緊張感を高めるので、月1回ほどにして、指定席が固定化しないように評価基準は毎回変えます。例えば、訪問件数や評判のいい案件などです。

 次に、毎月の上位者は社内報に掲載し、表彰も行います。お金ではなく、名誉を与えます。社内報も表彰も、自宅に持ち帰ることで家族から「すごい」と言ってもらうことを狙います。

 3つめは、会議の発表において「成績上位者」「成績下位者」を分けます。上位者は、成功の要因を発表。下位者は不振の理由を語ります。

・会議後:キーワード「助け合う」

 次の会議までに、「上位者」「下位者」に宿題を出します。お互いを助け合うような宿題です。「上位者」には、前回の会議で出た「下位者」の問題点の解決策を考え、発表してもらいます。「下位者」には、前回会議で出た「上位者」の中から、自分たちでマネできることと試した成果を持ち寄り発表してもらいます。

 これを導入した会社では見事に成果が出ました。諸事情により、成績順の座席だけは試さなかったとのことですが、それ以外はすべて実践しました。その結果、会議の雰囲気は良くなり、営業成績も前年を上回りました。

 会議の進め方を変えるだけで、会社は成長します。考えてみれば当然かもしれません。それだけ会社員は会議に時間を割いているのですから。 

 新年度を機に会議の目的を見定めて、創意工夫を加えてみませんか。

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