総務担当:「そういえば、終了時は退出時の人の流れを説明することだけしか考えていなくて、そんなアナウンスは考え付いていませんでした。確かに、御礼を述べることで、“マナーモード”の一言があれば気付くことも多いですものね。」

 実はこれ、私もコンサート主催者の方に提案して採用され、喜ばれた内容です。世の中に広まればよいな、と考えています。

 ついでながら、私自身はマナーモードの解除し忘れを防ぐために、マナーモードを設定したときはついでに自分宛てにタイトル「マナーモード」でメールを出しておきます。通常、何度もメールはチェックしますので、この自分宛てのメールで思い出して解除したことは多くあります。

 メールをあまりチェックしないという方であれば、アラームを使うのも手です。マナーモードをセットすると同時に、数時間後(会議やコンサートが明らかに終わっているとき)にアラームが鳴るようにセットしておけば、そのアラームで気づきます。少し前の携帯ですと、マナーモードをセットするとアラームまで鳴らなくなるものがありましたので、ご自分の携帯の機能を確認しておく必要はあります。

総務担当:「なるほど、試してみたいと思います」

並べ連ねて力を出す

 上記の解決策は高木誠が出しました。ここからの解説は、高木芳徳の方でお送りいたします。

 今回ご紹介するのは、<#5組み合わせ原理>です。「アイデアとは既存の要素の組み合わせでしかない」という言葉が有名ですが、2つ以上のものを組み合わせてみる、という創造における基本中の基本ともいえる原理です。

 身の回りにある例でいえば、消しゴム付きの鉛筆やシャープペン、赤+青鉛筆、匂い付き消しゴム――などなど。料理も組み合わせの宝庫ですね。天ぷら+そば、カレー+ライス、オムそば(オムライス+焼きそば)。またドレッシング(油+酢)や各種カクテルなど。どれも組み合わせる前よりも魅力がアップしています。

 発明シンボルは、「合」の字と、「五角形」と「5」の字を組み合わせた形になります。三角形と5の2画目と合わさった四角形とで、五角形を作った形に、「5」の文字を重ね合わせたものになります。

高木芳徳著「<a href="http://tinyurl.com/triz40book" target="_blank">トリーズの発明原理40</a>」より
高木芳徳著「トリーズの発明原理40」より
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 「同じ場面で利用するものを密接に組み合わせる」ことで1+1以上の効果を上げていることが<#5組み合わせ原理>の特徴です。ハンガー+洗濯バサミともいえる洗濯ハンガーなどもその好例です(シンボルもそう見えてきませんか?)。

 また飲食業の業態にも多くありますね。例えば「宅配ピザ」は「宅配便+ピザ屋」ですし、「メイド喫茶」の「メイド+喫茶」。また最近は「コンセプト居酒屋」として「居酒屋+様々な物語(海賊、不思議の国のアリス、戦国時代など)」が組み合わせてあるようですね。

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