
皆様こんにちは、マイティの高木です。身近なお悩み解決を通じて発明原理を学ぶことで「キャリアのアンチエイジング」を目指すこの連載。今回のお悩みはどのようなものでしょうか?
会議室が年々足りなくなっていく・・・
依頼主:「どういうわけか、年々、会議室が足りなくなっている気がします」
社員が増えたのですか?
依頼主:「いや、オフィスにいる人数は特に変わっていません。そして正社員はむしろ減っているのですが、会議室がいつも足りないのです」
確かに、会議室不足はどこでもよく聞きますね。ところで正社員が減ったのに、オフィスにいる人数が変わらないということは、正社員じゃないメンバーが増えている。これは正社員の仕事が、実際の業務そのものをすることよりも、“派遣社員などに、業務の指示や監督をする”ことにシフトしているからではないでしょうか。そういった指示業務に会議室を使うことが多いのではないでしょうか?
依頼主:「確かにそんな気がします。以前は予約したのに使われていない会議室も多かったのですが、今は慢性的に会議室が利用されている感じです」
なるほど、ここは<#6汎用性原理>の出番のようですね。これは、何かを汎用的にする、つまり1つの用途で使われていたものや場所に、少し何かを加えることで2つ以上の用途に使えるようにすることで問題解決をする発明原理です。
例えば、オープンスペースなどにある少し広めのテーブルに、液晶モニターを1台置いておくだけでも、そのスペースがちょっとしたミーティングスペースになるものです。いかがですか?
依頼主:「はい、実はその工夫は弊社でも実施しています。オープンスペースの机には、職場で用済みになった液晶モニターが置かれて、ミーティングスペース兼用になっています。しかし、そこも最近、埋まっていることが多くなってきました」
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