他者協調、公私調和が抜きん出る銀行員

 外資系IT企業は、他方で他者協調のモチベーションファクターが最も低く出ています。コンサルタントがそれに続きます。逆に、他社協調が高いのは、銀行員、教員、官民統合企業社員で、安定保障のファクターでも上位にランクされています。銀行員は、公私調和のファクターでもトップで、抜きん出ています。

 冒頭に記したように、どのモチベーションファクターが高いか低いかは、それだけで、よし悪しを示すものではありません。例えば、営業担当者は目標達成志向が強く、人事担当者は公私調和志向が強くあるべきだという一見もっともらしい見方があるかもしれませんが、顧客も社員も、様々なモチベーションファクターを持っているわけですから、営業も人事も、様々なモチベーションファクターを有していた方が、対応しやすいということが言えます。

 加えて、環境変化が加速する中、別のモチベーションファクターがより必要となる状況に直面する可能性が高くなっていると言えます。それらの意味で、私は多様なモチベーションファクターを持つメンバーで組織づくりをすることが基本ではないかと考えますが、読者のみなさんの考えはいかがでしょうか。