「世界観が統一されたことで、会社への所属意識や連帯感が高まった」「社外での認知度が高まり、社格も上がった気がして誇らしい」「お客様から褒められることが増えてうれしい」といった声が、社員から次々と出るようになった。デザインの統一をきっかけにして、現場のやる気が高まっている。

現場の意欲が高まる

 さらに社員の意識を変えたのは、アール・ケアらしさを伝えるビジョン・ミッションをまとめたことだった。

 「挑戦はまっ先に。サービスはまっすぐに。」

 ホームページや看板などに必ずこのビジョンを掲げ、会社の目指す方向を伝える。また、普段からその内容を会話に取り入れることで、この言葉を軸に新しい挑戦を続けて行きたいと考えている。

 介護業界でマリン風のデザインを取り入れることは、大きな挑戦だった。しかし、その大胆な挑戦が話題を呼び、リブランディング開始以来、訪問看護施設など、次々と同じテイストの新施設をオープンさせている。

(この記事は「日経トップリーダー」2016年3月号に掲載したものを再編集しました。構成:福島哉香)