1分間に2~3回足首が動く

 むずむず脚症候群になると、半分以上の人が「周期性四肢運動」を起こすという。「睡眠中に何回も足首や膝が反り返るように動くんです。だいたい20~30秒に1回、つまり1分間に2~3回のペースで動きます」と井上理事長。

 重症度の判定法として国際的に使われているのがIRLS(むずむず脚症候群重症度スケール)だ。これは10項目の質問に4段階で答える40点満点の質問票。10点以下が軽症、20点以下が中等症、それ以上が重症とされる。

IRLS(むずむず脚症候群重症度スケール)
IRLS(むずむず脚症候群重症度スケール)
10項目の質問に4段階で答える40点満点の質問票。10点以下が軽症、20点以下が中等症、30点以下が重症、それ以上が最重症とされる。(質問票のPDFファイルはこちらからダウンロードできます)
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 10点以上になったら、医療機関に行くことも考えたほうが良い。

 「放置しておくと徐々に悪化していくことが多い。週2回以上起こるようになると、生活の質にも影響してきます」と井上理事長は注意する。

 神経内科や精神科でもいいが、できれば睡眠障害の専門医療機関がベストだ。日本睡眠学会のサイト(http://www.jssr.jp)などを参考にするといいだろう。

井上雄一(いのうえ ゆういち)さん
医療法人社団絹和会 睡眠総合ケアクリニック代々木 理事長
井上雄一(いのうえ ゆういち)さん 1956年生まれ。東京医科大学卒業。鳥取大学医学部講師、順天堂大学医学部講師を経て、2003年に代々木睡眠クリニックを開設。11年より現職。東京医科大学睡眠学講座教授。日本睡眠学会理事。著書に『脚がむずむずしたら読む本』(メディカルトリビューン)、『高齢者の睡眠を守る』(ワールドプランニング)など。

この記事は日経Gooday 2016年4月20日に掲載されたものであり、内容は掲載時点の情報です。

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