仕事においては、やはりカラダが資本。多忙な中でも最高のパフォーマンスを発揮し続けるには、日ごろからの健康管理が欠かせない。胸囲100cmオーバーという驚異の70代、大和ハウス工業の樋口会長・CEOの最終回。お風呂に入ったとき鏡に映った自分の姿を見て、みなさんはどう思いますか。

現役でいる間は「戦士」の意識で

朝には、日課の筋トレのほか、全役員とともにラジオ体操も行う
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 子どものときに両方の肺をやられとるし、椎間板破裂では20年間苦しんだ。胆のうも取っとるし、前立腺がんの手術もしとるし、骨膜炎も患った。満身創痍です。

 でも僕は、大和ハウス工業の創業者である石橋信夫オーナーから託された夢をどうしても実現しなければなりません。その悲願とは、創業100周年となる2055年に売上高10兆円を達成することです。

 それには健康でないと話にならん。さらにリーダーにはたくましさが必要やと思う。僕は今でも胸囲が103cmくらいあると思うわ。風呂に入ったとき、大きな鏡を見て「体がでれーんとして年寄りくさいなあ」と思うようではあきません。だから毎日のように体を鍛えています。

 僕は、現役でおる間は自分を戦士やと思うとります。70代になった今も気力は誰にも負けへんけど、引き締まった肉体も欠かせない。そんな肉体なら気持ちが萎えることなく、「俺はまだ戦士でいける」という意識を持てるでしょ。身体も強くないとあかんのです。

 戦士にとって大事なのは、第一に体力。そして知力と経験値、先を読む想像力が必要です。そういうものが相まってリーダーとしての資質ができてくる。僕も昔は部下から「鬼」と呼ばれとったけど、怖いからついてくるのでは真のリーダーとは違う。「あの人についていったら大丈夫や」とみんなから思われなあきません。ビジネスだけじゃなしに、どの世界でも一緒とちゃうかな。