毎日の味噌汁を欠かさないワケ

発酵食品を摂る方法として、残ったのが味噌汁というわけ。
発酵食品を摂る方法として、残ったのが味噌汁というわけ。
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 東京農業大学の小泉(武夫)さんは発酵学が専門でしょ。前に、話をさせてもらったときに、あの先生にええと勧められて以来、味噌汁を欠かさず飲んでいます。

 要は「健康のためには、発酵食品を摂りなさい」ということ。最初に「納豆はどうか」と提案されましたけど、どうにも食べられない。くさやってあるやん、あれもあきません。先生が「大好きです」と言っていたふなずしも大の苦手。「なんぼ体によくても、あの臭いだけは受け付けません」と言ったら、それなら味噌汁がいいとアドバイスされて、最終的に味噌汁に落ち着いたわけです。

 昔はご飯を食べとったんよ。ただ年齢を重ねるにつれて、生活習慣病を防ぐためにも体重を落とさないかんでしょう。食事や運動に気をつかわないと、体重が増えてしまうから。

80代の男盛りに備えて、やせなあきません

 私は1938年、昭和13年4月29日生まれの78歳。まだまだ青春時代です。

 安田財閥を設立した安田善次郎さんが言った言葉を聞いたことがある? 富山市にある「高志の国文学館」を2013年の秋、高円宮妃殿下に随行して視察する機会がありました。そこにね、安田さんが80歳を過ぎたときに友達に宛てて書いた手紙が展示してある。

 それには「五十、六十鼻垂れ小僧 八十、九十男盛り」と書いてあった。とても印象に残ったんですが、なぜか七十代は抜けている。だから僕はその日の夕食会のときにこう言いました。

 「五十、六十、鼻垂れ小僧。八十、九十、男盛り、とあって七十代がなかった。だから私が勝手に命名させてもらいました。七十代は青春時代です」と。妃殿下は「そんなこと言えるの、樋口さんくらいじゃないの」って笑っておられました。

 僕はもうちょっとしたら男盛り、だから今のうちにやせなあきません。いっとき太ってズボンが入らんようになっとったんだけど、この頃ウエストがゆるなってきたんですよ。何が効いとるのか知らんけど。青春時代を謳歌できるように、これからも体重管理に努めます。

(まとめ:荻島央江=フリーライター/インタビュー写真:鈴木愛子/食事中の写真:大亀京助)

樋口武男(ひぐちたけお)さん
大和ハウス工業会長・CEO
樋口武男(ひぐちたけお)さん 1938年兵庫県生まれ。61年関西学院大学法学部卒業後、鉄鋼商社勤務を経て63年、大和ハウス工業に入社。84年取締役、89年常務、91年専務を経て、93年、債務超過寸前のグループ会社、大和団地社長に就任。経営再建を果たす。2001年大和ハウス工業と大和団地の合併に伴い、大和ハウス工業社長に就任。04年から会長兼 CEO(最高経営責任者)を務める。

この記事は日経Gooday 2016年5月16日に掲載されたものであり、内容は掲載時点の情報です。

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