仕事においては、やはりカラダが資本。多忙な中でも最高のパフォーマンスを発揮し続けるには、日ごろからの健康管理が欠かせない。今回は78歳の今なお経営の最前線に立ち続ける大和ハウス工業の樋口武男会長・CEOにご登場いただく。会長室のマシンで毎朝筋力トレーニングを欠かさず、出張ついでにスポーツジムに立ち寄るという驚異の70代だ。
毎朝、会長室の片隅で筋トレを実施
膝を悪くする前は階段でオフィスまで来ていました。足腰は日ごろから鍛えておかないと、弱ってしまいますからね。
ちなみに、1階からここ(東京本社の会長室)までは374段、大阪(本社)は地下から昇って324段あります。階段の段数を知っている社員はそうそうおらんでしょう。
東西の会長室には3種類のトレーニング機器が置いてあります。毎朝、出社したら、まず腹筋を80回。その後は脚の開閉50回、昇降ペダルを80回。半月板を痛めていて、今は昇降ペダルを休んでいるけど、また復活しますよ。毎日はやらないけど、ダンベルを使った体操も若い頃からしています。6kgのダンベルを持ってやっていますよ。
朝のトレーニングは始めてからもう数年になるかなあ。健康が資本やから、トレーニングは欠かせません。よほどのことがない限り、毎日やっていますね。
「健康でいることはトップの責務」
東京に出張で来たときに時間があったら、グループ会社が運営している「スポーツクラブNAS」に行くのも習慣になっています。
まず歩いて、ストレッチをして、それからシミュレーションゴルフをして、最後にオイルマッサージを受ける。3時間半のフルコースです。なかなか時間を取れないので、月に1、2回しか行けないんやけどね。健康でいることはトップの責務だから、これからも継続していきたいと思っています。
思えば、子供の頃から運動は相当してきたね。僕はもともと野球小僧でした。でも肺の病気をして、当然だけど親にやめさせられた。その後、柔道や空手をやったけど、見つかってしまい「やめとけ」って止められた。それでも「YMCAに英語でも習いに行くわ」と言って、やっとったのがボクジングと重量挙げです。体を動かすのが好きなんですな。
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