「8000歩/20分」の重要性ややり方は分かりました。ただ、運動不足の人がいきなり「8000歩/20分」を目指すのは難しい気がしますが、どうすれば…。

 おっしゃる通り、これまで1日2000~3000歩しか歩いていなかった運動不足の人が急に1日8000歩を目指すのはハードルが高いので、まずは「4000歩/中強度運動5分」「6000歩/中強度運動10分」と、2000歩刻みで歩数を徐々に積み重ねていくといいでしょう。

 2000歩増えるだけで予防できる病気も増えていきます(「身体活動(歩数・中強度の時間)と予防できる病気の関係」の図をご覧ください)。また、体を動かす習慣ができてくると、人は栄養にも気を使って自然とバランスのよい食事を摂るようになるので、疲れにくくなるなど相乗効果はたくさんありますよ。

 青栁式のウォーキング法は“無理なくほどほど”で長生きできるウォーキングです。ぜひ、今日から生活に組み込んでみてください。

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青栁幸利(あおやぎ ゆきとし)さん
東京都健康長寿医療センター研究所 運動科学研究室長
青栁幸利(あおやぎ ゆきとし)さん 医学博士。群馬県中之条町生まれ。筑波大学卒業。カナダのトロント大学大学院医学系研究科博士課程修了。著書『やってはいけないウォーキング』(SB新書)が3カ月で7万部を超えるベストセラーに。「病気にならない歩き方の黄金律」は世界中から奇跡の研究と称賛を浴びテレビや雑誌、講演会などでも活躍する。

この記事は日経Gooday 2016年6月17日に掲載されたものであり、内容は掲載時点の情報です。