まだまだ男盛りの中高年に容赦なく襲いかかる体の悩み。医者に相談する勇気も出ずに、1人でもんもんと悩む人も多いことだろう。そんな人に言えない男のお悩みの数々を著名な医師に尋ね、その原因と対処法をコミカルで分かりやすく解き明かす。楽しく学んで、若かりし日の輝いていた自分を取り戻そう。

 損保の営業で去年まで部長職を務めた56歳。「役職定年」となり週末には休みが取れるようになったし、2人の子どもが就職して「子育て」も卒業。好きだったゴルフを頑張ろうと奮起したとたん、オレを襲ったのが肘の痛みだ。クラブをマットにゴツンとぶつけたときに痛みを感じたのが始まりで、やがてフィニッシュで肘をたたむときに激痛が走るように。今では、会議室のドアノブを回すときさえ痛い。同僚が「お前暇だろ」って接待ゴルフに誘ってくれるけど、「練習しすぎで肘が痛い」とも言えずドキドキだ。肘の調子を良くしてくれる方法を誰か教えて!
(イラスト:川崎タカオ)

ゴルフとテニス、練習のやり過ぎで肘に痛み

 中高年に人気のスポーツといえばゴルフとテニス。練習に熱が入りすぎて、肘の痛みに悩まされる人も少なくない。「ゴルフエルボー」「テニスエルボー」などと呼ばれるが、正式な病名は、手のひらを上に向けて伸ばしたとき外側が痛くなるのが「上腕骨外側上顆炎」(じょうわんこつがいそくじょうかえん)。これはテニスではバックハンドのとき、ゴルフでは利き手と反対の側が痛むときのように、スイングした手の甲の側から力を受ける場合だ。それに対して内側で同じ痛みが起こるのが「上腕骨内側上顆炎」(じょうわんこつないそくじょうかえん)で、ゴルフでは利き手、テニスではフォアハンドで痛くなる。

「ゴルフエルボー」「テニスエルボー」で痛む部位
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手のひらを上に向けて伸ばしたとき外側が痛くなるのが「上腕骨外側上顆炎」(じょうわんこつがいそくじょうかえん)。内側で同じ痛みが起こるのが「上腕骨内側上顆炎」(じょうわんこつないそくじょうかえん)だ。