みんなが毎日飲んでいる香り高いコーヒーは、体にいいことづくめだった!以前は「カラダに悪い」と言われていたコーヒーが、最新の研究により「カラダにいい」ことが続々と明らかになっている。今回は、前回に引き続き、ネスレ日本の“コーヒー博士”福島洋一さんに、コーヒーの「いいこと」「悪いこと」を聞いていく。特に今回はコーヒーに含まれる「カフェイン」について詳しく話を聞いた。
コーヒーの健康効果について考えるときに絶対に外せないのが、コーヒーに含まれる「カフェイン」だ。
コーヒーがいくら体にいいといっても、飲み過ぎるとカフェインを多く摂取することになり、カラダによくないのでは…と心配になる人も多いだろう。また、「コーヒーは血圧を上げるのではないか」と不安に思う人もいる。そこで、今回は、前回に引き続き、ネスレ日本の福島洋一さんにコーヒーに含まれるカフェインのメリット、デメリットについて詳しく聞いていく。
カフェインは、チョコレートや市販薬にも含まれる

基本的なところから伺いたいのですが、そもそも「カフェイン」とはどういったものなのでしょうか?
福島さん コーヒーを飲むとしゃきっとした気分になりますが、この覚醒作用のもとになっているのが、カフェインです。
カフェインは、苦みを持つアルカロイド類の化学物質です。植物が昆虫に食べられないように自らの身を守るため、作られた物質だと考えられています。カフェインは熱に強い性質を持っているためにコーヒー豆を焙煎してもその多くが残ります。
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