休肝日よりアルコールの総量が大事

 アルコール性脂肪肝の場合、原因は酒とわかっているのだから、手っ取り早く休肝日を取ればいいと思うのだが、浅部先生によると「休肝日よりもアルコールの総量を減らすことが重要」だという。

 「適量は純アルコールに換算して週に150g程度。休肝日を取ることも有効ではありますが、休肝日明けにドカ飲みしてしまっては何の意味もありません。脂肪肝を改善したいなら、休肝日よりも“量を守ること”に注力するといいでしょう」

おつまみの選択もとても大切。炭水化物(糖質)の摂り過ぎには注意が必要だ(©jazzman/PIXTA)
おつまみの選択もとても大切。炭水化物(糖質)の摂り過ぎには注意が必要だ(©jazzman/PIXTA)
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 「お酒と一緒に食べるおつまみの選択も大事です。特に炭水化物(糖質)の摂り過ぎには注意が必要です。アルコールは肝臓からのブドウ糖放出を抑制するので、血糖値が上がりにくく、空腹感を覚えがち。そこで空腹感を満たすため、糖質となるお好み焼きや、焼きそばといった炭水化物をおつまみに選んでしまうと、ますます脂肪が蓄積されるという負のスパイラルに陥ってしまいます」(浅部先生)

 アルコール代謝によって脂肪が蓄積される上に、おつまみからの脂肪も加算されるとなれば“脂肪のダブルパンチ”である。飲んだ後の〆のラーメンの味は格別だが、脂肪肝にならないためにも、アルコールが生み出す空腹感にだまされてはいけないのだ。

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