アミノリセには、皮膚に塗布することで角質水分量・水分蒸散量の改善になるGABA、荒れ肌に塗布することで角質がしなやかになり角質の水分を取り戻せるアルギニン、肌の新陳代謝を促すアスパラギン酸などが多く含まれている。

 「当社で計測した結果によると、保湿効果はコラーゲンやヒアルロン酸よりも優れていることがわかりました。また、ビタミンCを上回る抗酸化力もあります」(若月さん)

コメ発酵液の肌の保湿効果
コメ発酵液の肌の保湿効果
アミノリセで使われているコメ発酵液の、塗布前と塗布後120分の皮膚の角質水分量を比較したグラフ(福光屋調べ)。コメ発酵液はコラーゲンを上回る効果が得られた。
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 実際に肌につけてみると、アルコール感を全く感じることなく、塗布してすぐに肌が潤ってくるのがわかる。これはアミノ酸の分子がコラーゲンの約3000分の1と小さいため。角質層の深部にまで浸透するからだ。アミノ酸パワー、恐るべしである。

 冒頭でも触れたが、最近では日本酒人気にともなってか、アミノリセに限らず、日本酒の美容成分を取り入れた化粧品が市場を賑わしている。「誉國光」を醸す土田酒造(群馬)がプロデュースする「こうじの恵」、大吟醸に含まれるコメ発酵液と酒粕を配合した「大吟醸酒化粧水 福千歳」(福井、田嶋酒造)、日本酒を造る過程で生まれる米ぬかを使った「米ぬか美人」(日本盛)など、選ぶのに迷うほどだ。

日本酒風呂は効果あり?

 日本酒が肌に効果があるなら、お風呂に入れても効果がありそうだ。「酒風呂」は、女優の藤原紀香さんが実践していることでも知られているが、その効果はいかに?

 「日本酒のアルコール成分には血行を促進する効果があり、それによって保温、発汗効果が促されます。またアミノ酸の保湿効果によって、肌がしっとりする効果も期待できます。さらには日本酒特有の香りが、リラックス効果をもたらしてくれます。お風呂に入れる日本酒(飲料用)の量は、一般の家庭の浴槽なら1~2合が適量です」(若月さん)

 ただし「お湯はその日のうちに流すこと」と若月さんは注意を促す。何故なら、アルコールの発汗作用により、毛穴に詰まった汚れが浮き出るため、一度でお湯が汚れてしまうからだ。

 筆者も早速、酒風呂を試したところ、いつもよりも早く汗が出始め、10分も入っているとのぼせそうになった。うっすらだが汚れのラインが浴槽につくのを見ると、確かにデトックス効果が期待できそうだ。今回は飲料用の日本酒で試したが、さらに効果を期待するなら、酒風呂専用の日本酒を使うといいだろう。アミノ酸含有量の多い福光屋の「すっぴん酒風呂専用・原液」、「酒風呂 入浴美人」(千代菊)、「湯々美滴」(末廣酒造)などが販売されている。

 左党にとっては「肌につけたり、風呂に入れるよりも、飲みたい」のがホンネかもしれないが、「日本酒を飲んでカラダにいい話」はまた別途紹介する予定なので、お待ちいただきたい。今回は、酒席で女性にいかにも受けそうな日本酒美容法をしかと覚えておいていただきたい。

この記事は日経Gooday 2016年2月19日に掲載されたものであり、内容は掲載時点の情報です。

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