「海老とトマト」「生姜」の濃厚スープも魅力
こだわりのスープ(つけ汁)は2種類から選択できる。このスープも人気の理由の一つだ。いずれも鶏ガラをベースにしている。「海老とトマトの鶏白湯スープ」は、鶏、エビ、トマトの3種類の食材をバランス良く使用した濃厚なスープ。フランス料理などで提供されるエビのビスク(エビなどの甲殻類をベースにして作られた濃厚な味わいのスープ)のような味わいだ。3種の食材を香ばしく炒めてからダシを取っているそうだ。
もう一つの「生姜スープ」は、鶏ガラスープにたくさんの生姜を入れて煮込んだというカラダが温まるスープ。お客様に提供する直前にさらに生姜を追加している。寒い日には生姜の量を多めにするなど、日々レシピの微調整をしている。ソースのような濃厚で食べ応えあるスープは、野菜をバーニャカウダ感覚でつけて食べるのにもピッタリだ。
食べた後のお楽しみも
ベジつけめんには、食べた後のお楽しみがある。残ったスープに入れるリゾットだ(100円)。2種類のスープは“旨味のかたまり”ともいえるすばらしい味わいなので、残すのはもったいない。店長の松浦氏に「リゾットお願いします」とオーダーすれば、五穀米を入れて熱々に煮込んだリゾットを作ってくれる。おなかに余裕があったらぜひ!
デザートに、オシャレなカフェで提供されるような愛らしいスイーツを用意している。これも女性客に人気の理由の一つだろう。「かぼちゃ豆乳プリン」(300円)は、素材の甘味を大切にした優しい味わい。加糖はまったくしていないなど、カラダ思いのレシピで仕上げている。
なお、ベジつけめんは夜のみ限定商品なので、これを目的にするなら夜に訪問しよう。昼の営業時間は、「イベリコ豚の塩らーめん」と「イベリコ豚の醤油らーめん」の王道のラーメンの二本立てだ。いずれも厳選した素材を使ったこだわりのラーメンで、これらは夜も食べることができる。
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「麺や 庄の」は2016年2月に、米サンフランシスコ店をオープンした。構想から2年もかけてこぎつけたオープン初日には、アメリカのラーメン好きが集まり、100人以上が行列をつくったという。こちらは、ベジタリアンを意識したビーガンメニューで構成している。写真/福本和洋(MAETTICO)
【住所】東京都新宿区新宿1-32-15 エムズ新宿御苑 1F
【電話】03-6388-9227
【営業時間】11:00~15:00、17:00~22:00
【定休日】日曜日
【ホームページ】http://menya-shono.com/gotsubo/
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この記事は日経Gooday 2016年4月1日に掲載されたものであり、内容は掲載時点の情報です。
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