ラーメンは、多くの人に愛されているにもかかわらず、“不健康”なイメージがある。そんなラーメンがここ数年で変わりつつある。素材にこだわる店が増え、「健康に配慮した」ラーメンを出す店が増えているのだ。それに伴い“ラーメン女子”と呼ばれる女性客も急増中。そこで日経グッデイでは、健康志向ラーメンの最新トレンドをいち早く取り上げ、東京で今話題のラーメンを提供している店を1軒ずつ紹介していく。今回紹介するのは、野菜をふんだんにつかった「ベジソバ」の名店「ソラノイロ」だ。
「ベジソバ」という言葉を聞いたことはないだろうか。
店によって名前は異なるが、野菜をたっぷり使ったベジタブルラーメンのことだ。内容も店によって異なるが、トッピングに野菜が多いのはもちろん、スープに野菜をふんだんに使ったり、麺に野菜を練り込んでいたりする。中には、鶏ガラや煮干しなどの“動物由来”の食材をまったく使っていないベジソバもある。このほか、数種類の野菜をポタージュ状にしたものに動物系スープを合わせた、ベジタブルポタージュラーメン(ベジポタラーメン)もある。
ベジソバは、野菜たっぷりで、動物性脂肪が少ないので、通常のラーメンよりは格段にヘルシーだ。女性に人気なのはもちろん、健康に気を使っている男性などに受け入れられている。
ミシュランガイドでコスパのお墨付き
健康志向の流れもあり、ここ数年で提供する店舗が増えている。そんな「ベジソバ」で有名なのが、今回紹介する東京・麹町にある「ソラノイロ Japanese soup noodle free style」だ。“女子ラーメン”の火付け役ともいわれている店だ。
2011年に麹町でオープンし、雑誌、テレビなどで度々取り上げられ一躍人気店となった。そして2014年末には「ミシュランガイド2015東京」でビブグルマンに掲載、世界に認められるラーメン店の一つになっている。ちなみに、「ソラノイロ」というラーメン店らしからぬ店名は、「空の色」のように変化し続けたいという思いから付けたという。
昨年には、東京駅一番街・東京ラーメンストリートに「ソラノイロ NIPPON」をオープンさせた。今年は、さらに2店舗を開業する予定だという。
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