スピルリナ配合の自家製麺

「アグー豚の醤油ラーメン(全部乗せ)」(1200円)。チャーシューは、アグー豚、イベリコ豚、鶏肉の3種類がのり、贅沢感も食べ応えもある。名古屋コーチンの味玉子とバジル入りのワンタンも入る。麺は150g
「アグー豚の醤油ラーメン(全部乗せ)」(1200円)。チャーシューは、アグー豚、イベリコ豚、鶏肉の3種類がのり、贅沢感も食べ応えもある。名古屋コーチンの味玉子とバジル入りのワンタンも入る。麺は150g
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 一番人気の「アグー豚の醤油ラーメン」(800円)は、一見“普通”の美味しそうなラーメンだが、随所に健康や美容への配慮がされている。

 ほんのりとグリーンがかった麺は、国産小麦100%にかん水を数種ブレンドし、スーパーフード「スピルリナ」のパウダーを練り込んだもの。スピルリナは藻の一種で、食物繊維、たんぱく質、β-カロテン、鉄・カルシウムなどのミネラルなどを多く含んでいる、今話題になっている食品の一つだ。麺は自家製で、店内の奥にある製麺所で毎日作られている。製法にもこだわった細麺は、カラダにいいのはもちろん、風味、のどごしもいい。

麺は自家製。麺にはスーパーフード「スピルリナ」の粉末(右側)が練り込んである
麺は自家製。麺にはスーパーフード「スピルリナ」の粉末(右側)が練り込んである
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 タレは、弓削多醤油の吟醸純生しょうゆをメインにした2種の生醤油をベースに、数種の乾物と共に火入れして作っている。醤油の風味が高く、旨味がたっぷりなのが特徴。スープは、添加物を与えていない青森大鰐シャモロックの丸鶏をメインに煮込んで作っており、化学調味料は一切使用していない。

 スープを口に入れると、味わい濃厚ながらも、澄み切ったクリアな醤油の味が口いっぱいに広がる。つい「もう一口」とレンゲが止まらない。もちろん麺との相性も抜群だ。

 一般的なラーメンは丼一杯で30~40ccの油が使用されるが、ブンブン ブラウ カフェでは、カラダに配慮してオレイン酸たっぷりの香味油を15ccに減らしている。それでいて、ラーメンらしい“満足感”もしっかりとあるから嬉しい限りだ。

ラーメンのトッピングには、メンマではなく「アサイー」の新芽が使われている。これも話題のスーパーフードだ
ラーメンのトッピングには、メンマではなく「アサイー」の新芽が使われている。これも話題のスーパーフードだ
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 トッピングの具材にもこだわっている。全部乗せには、ローストしたアグー豚やイベリコ豚のコンフィ、真空低温調理した鶏胸肉のチャーシューがのっている(800円の醤油ラーメンは豚と鶏が1枚ずつ)。メンマの代わりに、アサイー(ブラジル原産のスーパーフルーツ)の新芽を使っている。これにクレソンとネギが載る。全部乗せに含まれる味玉子は、名古屋コーチンの玉子を使用している。全部乗せにはバジル入りのワンタンも入っている。

 透明なスープが美しい「アグー豚の塩ラーメン」もダシの風味をストレートに感じる逸品だ。もし2人以上で店を訪れるなら、塩と醤油を両方頼んで味を比べるのも楽しい。

 ラーメンにトリュフを使用した「白トリュフ塩ラーメン」(850円)も人気がある。三つ星フレンチでも使用するオリーブオイルに、アルバ産の白トリュフで作った自家製のトリュフオイルを使用するこだわりぶりだ。

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