心と頭と行動が一気通貫していないと体もやられてしまいます。
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 自分の心が分からないと、心に沿った実践ができないから、知らないうちに自らを抑圧していることが多い。本当にやりたいことは別にあるのに、頭で「僕はこうしたいと思っているに違いない」と考える。そうするとストレスが溜まり、心の健康が損なわれ、体もやられてしまいます

 体の健康のために大切なのは、心のストレスをいかに減らすかということだと思います。そのためには自分の心を知ること。それが分からないと、何が心に負荷をかけているのかつかめず、取り除くこともできません。

 自分の心がどういう想いを持って、どのように感じていて、欲しているのかを分かること。それは簡単なようでいて、難しい。時間をかけて、自分の心を察知する力を鍛えていくことが重要なのでしょう。


(まとめ:荻島央江=フリーライター/インタビュー写真:鈴木愛子)

取材を終えて

 週3回、最低1000メートル泳ぐ、腹筋は毎朝100回、9階のオフィスまで階段を1段抜かしで上がる……。どれもよほど意志の強い人にしかできない芸当だと思う。しかも多忙を極める堀さんが実践しているというのが並ではない。

 だからインタビュー中、堀さんに「ストイックにやるのが好きなのか」と聞いてみた。するとご本人はストイックにしているつもりはなく、「楽しんでやっているだけ」と言う。堀さんにはどんなことも楽しめる才能があるのだろう。

 趣味のスノーボードで、グランドトリックについて手持ちのボールペンをくるくる回しながら話す姿は目がキラキラ輝き、とても楽しそうだった。(荻)

堀 義人(ほり よしと)さん
グロービス経営大学院学長、グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナー
堀 義人(ほり よしと)さん 1962年、茨城県出身。京都大学工学部卒業後、住友商事に入社。91年、ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)。92年、グロービスを設立し、代表取締役に就任。99年、ベンチャーキャピタル事業を手掛けるエイパックス・グロービス・パートナーズ(現グロービス・キャピタル・パートナーズ)設立。2006年、グロービス経営大学院を開学。学長に就任。

この記事は日経Gooday 2015年10月9日に掲載されたものであり、内容は掲載時点の情報です。