三日坊主で終わらないコツは、分かりやすい目標
中学校、高校と水泳部で全国大会に出た経験もあるので、僕の中で水泳のプライオリティーはかなり高い。行く時間はいつと決めてはいません。夜の会食の前や、昼休みの合間など時間はバラバラ。スイミングクラブなどに入ることも考えたことがありますが、スケジュールが合わなくてやめました。今は一人で黙々と泳いでいます。
自分に無理を強いてストイックに水泳をやっているつもりはありません。あくまで楽しみながら泳いでいます。泳ぐことは楽しいし、水を切る感覚がとても好きなんですよ。それに何往復も泳ぐうちに雑念が消えて、仕事に関するアイデアが浮かぶこともあります。
ただ、継続するうえでは、具体的な目標を設定した方がいい。以前、健康管理のために泳いでいた時期がありましたが、健康管理を目的に運動しても、どうも達成感がない。水泳によって自分の健康状態が良くなったのかどうかをみる明確な数値などがないので、「特に体に問題があるわけじゃないし、そこまでやらなくてもいいか」と自分に甘くなってしまうんですね。
健康は目的ではなく“副産物”
そこで、中学時代から水泳には自信があった僕は年齢別の日本マスターズ水泳選手権大会に出場することにしました。でもさすがにブランクは大きく、成績はさんざん。参加してみて分かったのは、練習量が決定的に足りないということでした。
それから、マスターズの大会で8位以内の入賞者のみがもらえるメダルを取ることを目指すようにしました。その副産物として健康がついてくる。健康づくりのためという漫然とした目標だと長続きしませんが、これというゴールさえあれば頑張れる。
三日坊主で終わらないコツは、達成できたかどうかが分かりやすい目標を掲げることだと思います。ちなみに現在、11回連続で大会に参戦し、そのうち9回メダルを獲得しています。
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