●パイロット
SW1380, airport is in sight.
(こちらSW1380便。空港を視認しました)

(ポイント)
 文字を見ただけでは分かりませんが、パイロットは「in sight」を、沈着冷静な中にも女性らしさを感じる音調で話しています。

●管制塔
SW 1380, runway 27 left, cleared to land.
SW 1380, right turn when you're able. You want to stop, wherever you need to is fine.
(SW1380便。滑走路27L、着陸可能)
(SW1380便。準備が出来次第、右へ旋回されたし。 停止位置はどこでも問題ない)

(ポイント)
 ここでも、「It has been cleared to land.」などと悠長なことを言わずに、端的に「runway 27 left, cleared to land」と表現しています。

●パイロット
Thank you. We are going to stop right here by the fire truck.
Thanks guys for the help.
(有難う。この、消防車両の真横に停止します)
(皆さん、サポート下さって有難う)

(ポイント)
 ここでは、なんといっても、「Thanks guys for the help」ですね。「guy」はもともと男性を指す言葉ですが、近年アメリカでは男女を問わず「guys」と表現することが良くあります。女性までを含めて「guys」と言うと、どこかきりっとした印象を受けるのですが、女性のパイロットがその言葉を使ってさらりと感謝の意を述べ、「決めている」ところがニクイ。最後まで沈着冷静で礼儀正しい、じつにクールなパイロットでした。

 私は、この交信記録に感銘を受け、そのまま他の交信記録を探すこととなり、「ハドソン川の奇跡」と呼ばれた事故に行き当たって、結局眠れない夜を過ごすこととなりました。

 国内で学習する限り、どうしても「勉強」という要素を完全に取り除くことはできません。しかし、「生の英語」に触れることが、英語学習の究極の姿であることは論を待たないでしょう。読者の皆さんにもできる限り、そのような機会を作って英語を身に付けていただければと思います。

英語に関する限り、私たちの能力は30%程度しか引き出されていません。これはとても残念なことです。どうすれば残りの70%の能力を発揮できるのか。さまざまな観点から考えています。私の公式サイトはこちらです

■訂正履歴
本文中、一部の訳を誤っていました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2018/5/14 19:30]