(2014年5月1日の日経ビジネスオンラインに掲載した記事を再編集しました。肩書などは掲載当時のものです)

(写真:PIXTA)

■お知らせ
各メディアで活躍中の経営学者・入山章栄早稲田大学ビジネススクール教授と、経済学者・安田洋祐大阪大学准教授が、書籍『世界最高峰の経営教室』(日経BP)に登場する世界最高峰の経済・経営学者17人の理論やこぼれ話などを解説するウェビナーを開催します。
開催日:2020年12月7日(月)夜8時~
>>詳細はこちら

 学者一般にあてはまることかもしれないが、経済学者は意外に出張が多い。カンファレンスやセミナーで1カ月に一回くらいは出張している気がする。出張の一番の目的はなんといっても自分の研究の宣伝。こんなに面白いことやっていますよ、と同業者(他大学の教員)に売り込む。そうして自分の研究に注目してもらって、ひいては研究者としての注目度も高まっていく。

 出張の2番目の目的は、まだ具体的にはなっていないリサーチのアイデアみたいなものについて他の研究者といろいろ話すこと。多くの場合はそこから何も生まれないけれど、ごくたまに新たな研究の種が見つかる。今回ご紹介するのは、そんな雑談から始まった共同研究だ。共同研究者の中林純東北大准教授とは、昨夏、東京大学で僕が共催したカンファレンスの懇親会で初めて出会った。

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この記事はシリーズ「新しい経済の教科書 Lesson6 マネジメントの経済学」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。