人々のインセンティブを入念に考慮に入れたうえで,経済や政治に関する集団的決定の仕組みをつくろうとする学問分野「メカニズムデザイン」。そのビジネスへの活用を考える。オークション理論やマッチング理論など、できるだけ多くの参加者が納得する「決定」を導くためにはどのような仕組みづくりが必要なのか。 『メカニズムデザインで勝つ』(日本経済新聞出版刊)の著者である慶応義塾大学・坂井豊貴教授が分かりやすく解説する。(写真:PIXTA)
メカニズムデザインをビジネスに活用する

完結
3回
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#1
売り手、買い手が両方納得する価格でオークションを成立させる
人々のインセンティブを入念に考慮に入れたうえで,経済や政治に関する集団的決定の仕組みをつくろうとする学問分野「メカニズムデザイン」。そのビジネスへの活用を考える。第1回はオークション理論につ…
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#2
複数のモノを同時に、納得できる価格で売買する仕組み
人々のインセンティブを入念に考慮に入れたうえで,経済や政治に関する集団的決定の仕組みをつくろうとする学問分野「メカニズムデザイン」。そのビジネスへの活用を考える第2回。オークション理論を発展…
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#3
学生寮で、誰もが納得する部屋の交換をするには?
人々のインセンティブを入念に考慮に入れたうえで、経済や政治に関する集団的決定の仕組みをつくろうとする学問分野「メカニズムデザイン」。そのビジネスへの活用を考える。第3回はマッチング理論につい…
講師

坂井 豊貴
さかい・とよたか
慶応義塾大学経済学部教授
2005年米ロチェスター大学経済学博士課程修了(Ph.D. 取得)。2014年より慶応義塾大学教授。制度設計(メカニズムデザイン)で多くの国際的な業績を上げる。デューデリ&ディール・チーフエコノミスト、Gaudiy経済設計顧問をはじめ、企業の役職多数。エコノミクスデザイン共同創業者・取締役。主著『多数決を疑う』(岩波新書)は高校国語の検定教科書に掲載、著書は多くアジアで翻訳されている。
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