人々のインセンティブを入念に考慮に入れたうえで,経済や政治に関する集団的決定の仕組みをつくろうとする学問分野「メカニズムデザイン」。そのビジネスへの活用を考える。オークション理論やマッチング理論など、できるだけ多くの参加者が納得する「決定」を導くためにはどのような仕組みづくりが必要なのか。 『メカニズムデザインで勝つ』(日本経済新聞出版刊)の著者である慶応義塾大学・坂井豊貴教授が分かりやすく解説する。(写真:PIXTA)