一橋ビジネススクールの楠木建教授と社史研究家の杉浦泰氏による人気連載「逆・タイムマシン経営論」。経営判断を惑わす様々な罠(わな=トラップ)を回避するすべを、過去の経営判断や当時のメディアの論調などを分析することで学ぶ。第1章では、「AI(人工知能)」や「サブスクリプション(サブスク)」といったバズワードに象徴される「飛び道具トラップ」を分析した。

 第2章のテーマは「激動期トラップ」だ。技術革新が起きるたびに、「今こそ激動期!」「これまでの常識が通用しなくなる!」といった言説がメディアをにぎわせ、経営判断に大きな影響を及ぼしている。なぜ、「激動期」は繰り返されるのか。そして、そのトラップをどのように回避したらよいのか。再びタイムマシンに乗って、過去に学ぶ旅に出よう。(写真:イメージナビ /amanaimages)