筆者としては、炭素税が導入されてそれ以外の政策介入がなく、競争を通じて様々な技術革新が起こっていくのを望みたいところだ。だが残念ながら、温暖化を抑制しながら市場が完全に機能するには、二酸化炭素排出の外部経済性以外にも、様々な障害がある。

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この記事はシリーズ「国際エコノミストが斬る 気候変動の経済学」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。