13億人の巨大市場を土台に、今や世界でも存在感を高める中国プラットフォーマー。デジタル技術の開発力に磨きをかけ、新しいビジネスに積極果敢に挑む。そんな中国ネット業界をけん引する代表格が、アリババ集団だ。中国ビジネスに精通するNTTデータ経営研究所の岡野寿彦氏が解説する中国プラットフォーマーに関するオンラインゼミナール。第2弾はアリババを徹底研究する。(写真:ユニフォトプレス)
本当にすごい? 中国プラットフォーマー 徹底研究 アリババ編

完結
5回
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#1
1日に4兆円!「独身の日」から読み解くアリババの技術戦略
世界的に名の知れた経営者、馬雲(ジャック・マー)氏が創業し、中国のネット通販市場で圧倒的な存在感を誇るアリババ集団。例年、11月11日の「独身の日」に実施する大規模セールは、今や中国を代表す…
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#2
ECだけじゃない、アリババ金融帝国の実力
アリババ集団の事業を分析する上で、金融サービスを手掛ける「アント・フィナンシャル」の存在を無視することはできない。世界ナンバーワンのフィンテック企業とも称され、グループ戦略における中核的な役…
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#3
タオバオ誕生の舞台裏、アリババ戦略変遷史(上)
1999年に創業し、2014年に米ニューヨーク証券取引所への上場を果たしたアリババ集団。時価総額は日本円で約60兆円と、世界トップ10圏内だ。日本企業でトップのトヨタ自動車(約25兆円)をも…
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#4
もはやテック企業、アリババ戦略変遷史(下)
前回は「淘宝網(タオバオ)」を中心とするネット通販事業の基盤を築いたアリババ集団の創業初期の歴史を振り返った。では、それ以降は、どんなステップを踏んで発展してきたのか。アリババはもはや単なる…
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#5
アリババが打ち出した「ニューリテール」、その本質とは
「純粋なECの時代はもうすぐ終わる」。アリババ集団の創業者、馬雲氏がこんな発言をしたのは2016年。この前後からアリババは百貨店やスーパーなどの小売事業者に相次ぎ出資し、ネットとリアルの融合…
講師

岡野 寿彦
おかの・としひこ
NTTデータ経営研究所シニアスペシャリスト
上智大学法学部卒業後、NTTデータ入社。システムエンジニア、法務を経験した後、1995年から中国郵便貯金システム構築にプロジェクトマネジャーとして参画。新彊ウイグル自治区ウルムチ市に1年半常駐して、ウルムチ市郵便貯金システム構築を完遂。98年、北京現地法人の経営にあたる。2004年にインド・東南アジアの日系製造業企業向けIT(情報技術)支援事業の開発責任者。11年から中国・上海で中国金融機関向けITサービスの事業開発を担当。人民銀行直系企業グループとの合弁会社の経営にも参画。16年からNTTデータ経営研究所にて、中国における現地化、合弁経営やデジタルビジネスをテーマに、企業人視点での分析・発信に取り組む。早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター「日中ビジネス推進フォーラム」研究員兼務。
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