「知の巨人」、立命館アジア太平洋大学(APU)の出口治明学長の世界史講座。最終回は第2次大戦後から現在までの世界。「5人のポリス」で世界を仕切るというルーズベルトのビジョンは破れ、冷戦が始まる。米ソは宇宙開発と軍拡を競い、中国では毛沢東による文化大革命が起き経済が停滞する。そのような状況で日本は工業化で復興を遂げ世界第2の経済大国に。その後、中国は鄧小平が実権を握り急速に発展。ソ連ではゴルバチョフが登場し冷戦が終結し、アメリカは軍事技術だったインターネットを民間に開放。冷戦終結とインターネットの登場という変化に対応できなかった日本は打撃を受ける。

 そして、アメリカ同時多発テロで幕を開けた21世紀。リーマン・ショックや東日本大震災など災難続きだが、それでも世界は確実に良くなっている。

2020年5月15日公開の動画を音声化したものです)

■目次
●「5人のポリス」が仲たがいし米ソ冷戦が始まる
●ワシントン-北京枢軸は実現せず。幸運だった日本
●サンフランシスコ講和条約と日本の独立
●米ソの宇宙開発競争とキューバ革命、そしてベルリンの壁
●欧州統合の思想的基盤を作り上げた独仏の和解
●「革命」の夢を追った毛沢東の文化大革命
●キッシンジャーの極秘訪中と米中の深いきずな
●鄧小平が格差を認め、中国を発展させる
●イラン革命とアフガニスタンのゲリラ
●信念の政治家ゴルバチョフと冷戦の終結
●冷戦終結で一番打撃を受けたのは日本
●21世紀はテロで幕を開けたが世界は良くなっている

※本ゼミナールは、「2019年度APU・大分合同新聞講座」を収録・編集したものです

1989年、ベルリンの壁が崩壊した(写真:ユニフォトプレス)
1989年、ベルリンの壁が崩壊した(写真:ユニフォトプレス)

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2020.2.14更新

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