人口減少、デジタル化など、事業環境が大きく変わる中、新規事業を模索する中小企業経営者が増えている。頭を軟らかくするヒントをスタートアップの発想に学ぼう。今回登場するのは、価格情報データベースで間接費削減の効率化をするLeaner Technologies(東京・目黒)の大平裕介社長だ。

今月の起業家

Leaner Technologies 社長
大平 裕介
(おおひら・ゆうすけ)氏

1993年千葉県生まれ。2016年に慶應義塾大学理工学部を卒業後、コンサル会社のA.T.カーニー入社。企業のコスト削減に取り組んだ後、19年1月に退社。2月にLeaner Technologiesを創業

 コロナ禍で、コスト削減に力を入れる会社が増えている。ところが、材料費のような原価に直結する経費はネジ1本まで厳しく精査をしても、コピー機の利用費や文具購入費といった間接費では、削減余地が残る会社は多い。

 カタログなどで〝公式価格〟までは比較できても、法人契約による公式価格からの割引額には差があるからだ。

 しかも、従来は調達先に1件ずつ交渉をしないと、割引の実際は分からなかった。

間接資材の購入は専任の担当者がいないことも多く、見積もりが形骸化しがちだ(写真はイメージ)(写真:写真AC)
間接資材の購入は専任の担当者がいないことも多く、見積もりが形骸化しがちだ(写真はイメージ)(写真:写真AC)

各社の調達価格を蓄積

 そこで、法人契約による割引も含めた企業の調達価格を比較し、コスト削減余地を分析するサービスを提供するのが、Leaner Technologies(リーナーテクノロジーズ、東京・目黒)だ。

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